wikiの旅(1)「フラワーペースト」

2015年11月19日

先ほどコンビニで買った菓子パンを食べたのですが、袋の裏に印刷されている「原材料名」のところに『フラワーペースト』という聞きなれない言葉があったので、wikiで調べてみました。

 

フラワーペースト

(参考画像。「原材料名」の一番最初にある。)

 

 

すると・・・

 

 

なんと、wikiに載っていませんでした・・・

 

 

このままでは、いきなり「wikiの旅」が終了してしまうので、とりあえずネットで他の情報源をさがしてみると、

友栄食品興業株式会社さんのホームページに以下のような説明を見つけることができました。

 

”フラワーペーストとは、英語の「小麦粉」(flour)と、「ペースト状」(paste)を合わせた日本の造語です。”

「フラワー」の部分は、「花」(flower)ではなく「小麦粉」(flour)だったんですね(ちなみに、両者は全く同じ発音)。

 

さらに

”食品衛生法では「小麦粉、澱粉、ナッツ類もしくはその加工品、ココア、チョコレート、コーヒー、果肉または果汁、いも類、豆類または野菜類を主原料とし、これに砂糖、油脂、粉乳、卵、小麦粉などを加え加熱殺菌処理をしてペースト状にし、パンまたは菓子に充填または塗布して食用に供するもの」と定義されています。”

確かに、他の菓子パンの裏には「バターフラワーペースト」とか「チョコレートフラワーペースト」とか記載されていました。

 

そして

”パンに包んだり、トッピングして焼きこんだり、サンドしてお使いいただけます。”

だそうです。

 

画像を見ると、こんな感じです(ソントン食品工業株式会社さんのホームページより)。

 

たっぷり卵と生乳のカスタード

商品名:たっぷり卵と生乳のカスタード

 

 

ちなみにこれを使ったレシピがこれ。

 

クレームブリュレ・デニッシュ

「クレームブリュレ・デニッシュ」

卵とミルクの風味が生きたとろりとしたカスタードに、砂糖を焦がしてほろ苦さを加え、ブリュレのような深い味わいを演出しました。

<材料>

・デニッシュ生地

・たっぷり卵と生乳のカスタード

・アーモンド

<作り方>

1, デニッシュ生地(3.5㎜厚)を9cm×9cm(45g)にカットし、生地の4隅を折り、中心を押さえる。
2, ホイロ後、塗卵し、周囲にアーモンドスライス0.5gをトッピングする。たっぷり卵と生乳のカスタード30gを絞り、焼成する。
3, 粗熱が取れたら、カスタード部分にグラニュー糖適量をトッピングしてバーナーで溶かし、粉糖適量で仕上げる。
※バーナーがない場合は、焼成後、カラメルソース2gをトッピングし、粉糖適量で仕上げる。

・・・詳細はこちら→ソントン食品工業株式会社HP(レシピ)

 

 

 

ここで、上記の2社が「日本フラワーペースト工業会」に所属していることが判明したので、この「日本フラワーペースト工業会」をwikiで調べてみることにしました。

 

 

ありませんでした。

 

 

なかなか「wikiの旅」をスタートできませんが、くじけず「日本フラワーペースト工業会」のホームページを確認してみると、「設立の経緯」に以下のように書いてありました。

 

”当初、フラワーペースト類は、各社パンメーカーがパン用クリームとして専ら自社製造することを常としておりました。”

ふむふむ。

 

”その後、次第に市場が大きくなり、高品質のものや安定した製品に対するニーズが高まり、衛生面の向上が求められるようになって、パン用クリームを専門に作る会社が設立され、増加してきました。”

ほうほう。

 

”そうした中で、昭和57年、同業者が一堂に会して情報交換を行い、相互に切磋琢磨しながら技術を高め、業界全体の発展を目指して設立されたのが現在の日本フラワーペスト工業会であります。”(原文ママ)

なるほど。最初から「フラワーペースト」という商品があったわけではなかったんですね。「フラワーペースト」がどんなものなのか、だんだん分かってきました。

(”フラワーペスト”になっていますよ!!これは早急に直した方がよいかと・・・)

 

 

さて、「日本フラワーペースト工業会」の会員6社の中に、「アイン食品株式会社」という会社があります。

名前が何となく気になったので、調べてみることにしました。

「アイン」という名称は、はたして「フラワーペースト」と何か関連があるのかどうか?

さっそくwikiで調べてみると・・・

 

 

ありました!

 

 

やっと「wikiの旅」に出かけることができます。

 

さて、wikiで「アイン食品株式会社」を調べてみると・・・

 

 

 

では、ここからは先は、次回また機会があれば、ということで。

 

 

 

この秋にオススメ!個性的な絵柄と肉厚なストーリが魅力なマンガ。

2015年11月13日

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11月になり秋もすっかり晩秋の装いを強めてまいりました。すっかり私もスポーツの秋、もとい食欲の秋を満喫しておりますが(汗)、秋と言えば読書の秋というのもありましたね。

一昔前までは電車の中と言えば、折り畳んだ新聞か文庫本の読書と相場は決まっておりましたが、すっかり最近はスマホに押されてしまい、老若男女ゲームやらネットやらで本を片手にする方をめっきり見かけなくなりました。読書好きとしては寂しい光景でもあります。

活字を追うのは面倒だなとか、何か難しそうで眠くなっちゃうという方もいるので無理には読書をお勧めしませんが、マンガの様に絵柄とストーリーが同時に読めるとなったら映画を見ているみたいで、取っつきやすいのではないでしょうか?

そんな、ちょっと読書は苦手という方におススメする、ストーリーが魅力なマンガ家さん『オノ・ナツメ』さんを今回はご紹介したいと思います。

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オノ・ナツメさんは1977年生まれの女性のマンガ家さんで、来歴は高校卒業後、社会人の時に小野夏芽名義で同人活動を開始。2001年にイタリアで10ヶ月の語学留学を経験。帰国後、2003年にウェブコミック雑誌『COMIC SEED!』11月号(ぺんぎん書房)に掲載の「LA QUINTA CAMERA(ラ・クインタ・カーメラ)」でデビュー。2005年から『マンガ・エロティクス・エフ』(太田出版)で連載した「リストランテ・パラディーゾ」で注目を集める。(WIKIより)

テレビでもいくつかアニメ化されているので、ご存知の方も多いかと思います。別名義でボーイズラブなども手がけられているので、めがね紳士がお好きな腐女子と呼ばれる方々にも絶大な人気を博しておりますね(ここは割愛させていただきます)

私が彼女の作品を手に取ったのは書店でのお試し読みの数ページでした。かなり独特のタッチの絵柄なので、好みは分かれるかもしれませんが、それを微細なことの様に感じるストーリーの重厚感はものすごいです。たった数ページの試し読みで、物語の設定の緻密さやライトなタッチにやられてしまいました。

おしゃれな絵柄ですが、作品ごとに絵柄を変え、見事な構成で主人公が置かれる裏悲しい状況や心情を言葉少なに見事に描ききっています。そんな彼女の代表作をいくつかご紹介したいと思います。

■気の弱い用心棒さてその腕前は…

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おしゃれな絵柄を得意とするオノナツメさん、舞台はイタリアだったりNYだったりそう言う絵柄にぴったりだなと思っていたら、時代物も書かれておりました。その名も『さらい屋五葉』人さらいを生業とする犯罪者集団『五葉』の一味になぜかなってしまった気の弱い主人公の侍、秋津政之助。

政之助は腕は立つのだが、人前に出ると大の上がり症で藩からも暇を出され、用心棒などの仕事を探すが、どれもこれもうまく行かない。そんな折り、なぜかこの犯罪者集団に見込まれ生活を共にするようになるのだが…

五葉とは5人の盗賊のことで、それぞれの得意分野を使って人を拐かし、金持ちから金品をせしめるという義賊のようなことをそれぞれ行っている。ただ皆それぞれに過去があり、お互いを信用しきっておらず、カネだけで繋がっているようなドライな集団。そんな中、純朴な政之助が仲間に加わったことで他の仲間たちにも心境の変化がうまれてくる様子が描かれています。単純に政之助のサクセスストーリーではなく、身を切られるような辛い出来事や、拐かした相手にも物語があり、それぞれの立場が重なり合って様々な人間ドラマが描かれてゆきます。

こういった難しい人間ドラマを重くなりすぎずに、描くのはとても技量のいることで少年マンガの様な分かりやすさこそありませんが、ひとつの作品を読み終えたあといい映画を見たようなそんな気持ちになることでしょう。アニメでも放送されていたので、もし気になる方はそちらから入られてもいいかもしれませんね。ただ、オススメは自分の間で読める、マンガです。コマ感をうまく伝えるオノさんならではの表現が堪能できると思います。

 

■少年イアンが振り返る人生とは…

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私が初めて彼女の作品を手に取ったのがこの作品。これから読まれる方もいるかと思うので、大きなネタバレはしませんが、とにかく読み終わったあと心が痛くなるようなそんなお話でした。

物語の冒頭、主人公のイアンを見守るジムはこう呟きます。『お前の人生はすごい、お前のことを小説にする』と。小説になるような人生ってなんでしょうね。そんな人生があるとしたら、自分は望むでしょうか…

このお話は題名通りにシンプルでない家族、血縁、人間関係、経済環境、性差などごちゃごちゃに絡みあっています。主人公イアンはそれでも家族のぬくもりを求めて、様々な人と関わってゆきます。家族に翻弄されながら、ただ一つ求めたのは「家族だから、そばにいたい」という想い。

読後にすっきりするたぐいのお話ではないので、マンガはハッピーエンドじゃ無いと!って方にはおススメしませんが、小説でも読みたいなって方にオススメの一冊です。

登場人物が外人がほとんどなので、絵柄的に書き分けが微妙で誰が誰だっけ?みたいなことになるのですが、そこもまたオノさんの味ということで、少し行きつ戻りつしながらページをめくってゆくと、心に響く物語がつまっていると思います。

寒い秋にぴったりの一冊だと思いますので、お気になった方は手に取ってみて下さい。

さいたまるしぇ(?)

2015年11月6日

今月の特集は「収穫祭へ行こう!」です。
という事で、「さいたまるしぇ」というイベントに行ってきました。

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ところが、マルシェ(=市場)という名前から想像したものとは違い、野菜などの販売はなく、近隣のレストランなどの食べ物の販売がメインでした。(まるで、学園祭の模擬店のようでした)

という事で、同日行われていた「サイクルフェスタ」の方へ行きました。(というか、こちらがメイン)1511b

ステージではオフィシャルサポーターによる開会宣言をはじめ、いろいろな催し物が行われていました。1511c

会場では自転車の完成車メーカーをはじめ、パーツメーカーや近隣のサイクルショップなどが出店していました。1511d

また、さいたまスーパーアリーナ周辺の道路では「さいたまクリテリウム」が行われました。1511e

一般参加者によるデモ走行や、プロによるタイムトライアルなどが行われていました。1511f

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残念ながら収穫祭とは関係なくなってしまいましたが、楽しい1日でした。

実りの秋、食欲の秋

2015年10月30日

我が家の小さな果樹園に柿が今年、たわわになった。これまで10年、ほとんどなっていないので去年、木の根元に穴をほって有機肥料をほどこしその上に乳酸菌をまいた。そしたら突然鈴なりの柿、とても楽しみだ。

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レモンは今年もすごい!4年くらい前にやはり乳酸菌を根元にまいたら一つの木から300個のレモンがとれた。今年も大豊作だ。そのとなりの10m以上もある大木。畑の片隅に自然に生えておよそ15年。これも今年初めて15~20くらいの実がなった「ゆず」なのか「甘夏」なのか又、又「グレープフルーツ」なのかとても楽しみ。

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延命草、かすみ草のように美しいがこれは薬草。弘法大使が倒れている人に与えて元気になったという。乾燥させてよくせんじてのむと苦いけど万能のくすり。

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なつめもなっています。赤い実がとてもかわいい

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すずめが3羽。夕日が沈むサンセットをみつめながら和んでいます。秋の夕餉れのワンシーン。

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