もうすぐ2016年も終わろうとしています。
そこで、今年話題となったIT界隈の用語をいくつか取り上げてご紹介しようと思います。
・VR・AR・MR
今年はVR元年と言われているそうです。
3つの単語はそれぞれ、
- VR(Virtual Reality:バーチャル・リアリティ)=仮想現実
- AR(Augmented Reality:オーグメンテッド・リアリティ)=拡張現実
- MR(Mixed Reality:ミックスド・リアリティ)=復号現実
VRという用語自体は結構前からありましたが、今年になって多くの企業からVRゴーグルが発売され、一般の人でも比較的簡単に体験できるようになりました。
VRゴーグルには表示にスマホを流用するものもあり、これですと1000円以下の製品もあります。
ARはスマホのアプリの持つ機能として目にする機会が多いように思えます。
一昨年にはエヴァンゲリオンと箱根町のコラボによるスタンプラリーが開始されたり、絵本や絵葉書にスマホをかざすと動画が再生されたりといったアプリがあります。
今年は Pokémon GO にAR機能が搭載されて話題となりました。
MRはマイクロソフト社が先ごろ日本国内でも開発者・法人向けの提供が発表された HoloLens を利用して、現実の人の動作が仮想世界の物体などに影響を与える事ができる環境になります。(Microsoft HoloLens|オフィシャルサイト)
来年はさらに様々なデバイスが出てくるでしょうし、それに対応したアプリなども出揃ってくると予想されますので、引き続き注目ですね。
(ただ、一般に広く普及すると共に、健康などへの影響といった問題点が表面化する懸念もあります)
・AI
【AI(エー・アイ:Artificial Intelligence)=人工知能】という単語もよく聴くようになりました。
AI自体は昔から小説や映画などでたびたび登場しているので、単語としての新規性はありませんが、コンピュータの性能向上と、効率的な学習手法、そして高速なデータインフラの普及により、かなり現実的(実用的)になってきました。
現在は専門性を持たせたAIの開発が盛んで、その範囲は金融・医療・製品やサービスの開発など多岐にわたります。
また、Apple 社の Siri に代表されるような、音声認識機能を持ったAIも登場してきており、かなり一般に浸透してきています。
・IoT
【IoT(アイ・オー・ティ:Internet of Things)=モノのインターネット】という単語も連日のように目にします。
今までそれ単体で動作していたものをインターネットにつながるようにしようというものです。
例えば、エアコンを外出先から操作したり、買い物の際に冷蔵庫の中にあるものを確認したりといった利用方法があります。
また、家庭内だけでなく、農業や工業といった分野でも盛んに製品開発が行われています。
ただ、インターネットに接続できるために、外部からの脅威に晒される事もあり、すでに事件に発展している事例もあります。
来年以降は普及を図るにあたり、こういった問題点をいかにクリアしていくかが課題となりそうです。
今年はこれらの他にもまだまだたくさんの用語が話題となりました。
来年はどんな用語が話題になるでしょうか?