スマートフォンの契約、どこの会社にしているでしょうか?
最近は格安をうたって、様々な会社やサービスが出てきており、数が多すぎてよく分からなくなっていませんでしょうか。
3大キャリアから4大キャリアへ
携帯電話会社、いわゆる携帯キャリアですが、大きく分けてふたつの種類があります。
通常、携帯電話は町中にある基地局(アンテナや通信設備)を通じて通話や通信を行うのですが、この基地局を自前で設置/運営している会社のことをMNO(Mobile Network Operator)、日本語で「移動体通信事業者」と呼びます。このMNOにあたるのがドコモ・au・ソフトバンクの三社で、三大キャリア、とも呼ばれています。ここに数年前に楽天モバイルが参入したことで、併せて4大キャリア、と呼ばれています。
この4社はそれぞれ自前で通信網を用意しているので、会社によって強い/弱い分野などがあります。山間部や過疎地などで繋がりやすい、繋がりにくい、といった差もあるので、旅行や移動が多い人には気になる問題ですし、最近は都市部の過密エリアでドコモのスマートフォンが繋がりにくい状況が発生したり、と料金以外にも結構差があるようです。
4大キャリアの以外の通信会社は、MNOが設置した通信網を間借りする形でサービスを提供しています。自前で通信網を持たない会社のことをMVNO(Mobile Virtual Network Operator)とは、日本語で「仮想移動体通信事業者」と呼びます。
MVNOとサブキャリア
前述の通り、MVNOは4代キャリアから通信網を借りてサービスを提供しています。回線の費用はかかりますが、自前で設備を用意する必要が無かったり、実店舗を持たない、シンプルな通信プラン、などのいくつかの理由から、4大キャリアよりも安くサービスを提供することが可能になっています。
MVNOや格安SIMとも呼ばれるこれらのサービスを利用することで、スマートフォンの料金を安くすることが可能になります。しかし、聞いたことも会社と契約するのは何かあったときに不安、という気持ちもあると思います。
そうした場合にはサブキャリアと呼ばれるブランドを検討してみては如何でしょうか。
ドコモならahamo、auならUQモバイル・povo、ソフトバンクならY!mobileやLINEMOといった具合に、3大キャリアはそれぞれ、サブキャリアと呼ばれる自前のMVNOサービスを提供しています。
サブキャリアであれば、店頭でも契約可能だったり、使っている携帯電話会社から切り替えも楽なので、携帯電話の料金を節約したい、といった場合には検討してみては如何でしょうか。