ふと気づくと、あちこちのサイトで同じ広告が表示されている事はありませんか?
実はそれは偶然ではなく、広告業者によってあなたの行動が追跡されているからなのです。
簡単にその仕組みをご説明します。
まずあなたはAというサイトにアクセスしたとしましょう。
そのサイトにはX社の広告が表示されています。この広告を表示するために、あなたのパソコン(ブラウザ)はAだけでなくX社のサーバーにもアクセスします。
するとX社は広告を表示するためのデータを送ると共に、あなたのパソコンに独自のIDのようなものを書き込みます。(これを トラッキングクッキー といいます)
次にBというサイトにアクセスし、そこにもX社の広告が表示されているとすると、X社は以前書き込んだIDを読み出してあなたのパソコンを特定します。
こうして次々にあなたがどのサイトにアクセスしたかを記録して行く事により、あなたの行動を追跡できるのです。
また、その過程でX社の広告をクリックすると、その情報も記録され、以後同じようなカテゴリーの広告が頻繁に表示されるようになります。
興味のない広告が表示されるよりましという考えもあるでしょう。しかしこういった事を気持ち悪いと感じる方もいらっしゃると思います。
そこでブラウザ側でできる対策方法をご紹介します。
・Internet Explorer 10 の場合
- [ツール]-[インターネットオプション]を開く
- [プライバシー]タブを開く
- [設定]で設定の選択を「中]または[中-高]に設定する

または、常に InPrivate ブラウズを利用してください。
・Safari 6 の場合
- [Safari]-[環境設定]を開く
- [プライバシー]タブを開く
- 「Cookie をブロック」で「知らないサイトや広告のみ」を選択
- 「Web サイトによるトラッキング」で「Web サイトにトラッキングの停止を求める」をチェック(必ずしも停止してくれるとは限りません)

または、常にプライベートブラウズ機能を利用してください。