Windos 10 が発表され、OS X Yosemite がリリースされましたが、世の中にはまだまだいろいろな OS(Operating System:基本ソフト)があります。
今回はそんな OS の中でも一般的な(またはこれから一般的になるであろう)ものを紹介します。
・iOS (開発元: Apple 社)
iPhone や iPad、iPod touch などに搭載されている OS で、現在の最新バージョンは 8.1 です。
Mac 用の OS である OS X (当時は Mac OS X)を元に、タッチパネルでの操作に合うようにユーザーインターフェースを変更したものが基本となっています。
iOS の開発は Apple 社のみで行っています。
iOS 公式サイト
・Android(開発元:Google 社)
主にスマートフォンやタブレットに搭載されている OS で、現在の最新バージョンは 5.0 です。
Linux を元にしており、オープンソースで開発されています。
オープンソースのため、各開発メーカーが独自でユーザーインターフェースを変更したりできるというように高い自由度(カスタマイズ性)を持つ反面、OS のバージョンアップへの対応がメーカーごとに異なるといった面もあります。
Android 公式サイト
・Windows Phone(開発元:Microsoft 社)
主にスマートフォンをターゲットとした OS で、現在の最新バージョンは 8.1 です。(ただし、日本国内には 8/8.1 を搭載しているスマートフォンはまだ発売されておらず、国内での最新バージョンは 7.5/7.8 になりますが、すでにメインストリームサポート期間は終了しています)
バージョン 8 から Windows 8 と共通化が図られています。
Windows Phone 公式サイト
・ Firefox OS(開発元: Mozilla)
主にスマートフォンとタブレットをターゲットとした OS で、現在の最新バージョンは 1.3 です。
非営利法人である Mozilla がオープンソースで開発しています。
基本的にすべて(写真を撮るのも、音楽を聴くのも)をブラウザ(Firefox)の中で行ってしまうようなイメージです。
とはいっても、今でもブログを書いたり、写真にエフェクトをかけられたりといった事がブラウザ上でできていますので、それの延長だと考えてもらって構いません。
つまり、アプリもデータもネットワークの向こうにあり、重い処理やデータはすべてサーバーにお任せして、結果だけが表示されているという感じになります。
Firefox OS 公式サイト
・Google Chrome OS(開発元:Google 社)
主に携帯端末より大きく、処理能力の高いデバイスをターゲットにした OS で、執筆時点での最新バージョンは 38 です。(この OS は自動で OS のバージョンアップをするので、すぐに最新の番号が変更になります)
最近いくつかのパソコンメーカーからこの OS を搭載したパソコン(Chromebook)が発売開始されました。
基本コンセプトは上記 Firefox OS と同じで、ブラウザ(Google Chrome)上でなんでもやってしまうというものです。(いろいろな処理がサーバーにお任せなので、常にインターネットに接続している必要があります)
Chromebook 公式サイト
・Windows RT(開発元:Microsoft 社)
Windows を元に、主にモバイルパソコンをターゲットとしている OS で、最新バージョンは 8.1 です。
OS 単体での販売はされておらず、現在では 同社が製造・販売している Surface 2/Pro 3 にインストールされた状態でのみ入手ができます。
Windows と Windows RT ではソフトウェアの互換性はありませんので、Windows 用に入手したソフトウェアを Windows RT にインストールして利用する事はできません。
Windows RT 8.1 FAQ
もちろんこの他にも、Windows 以外の OS の元となった Linux など、いろいろな OS が世の中にはあります。
しかしそのほとんどは一般的とは言い難く、利用するのにはそれなりの技術スキルを必要とする場合が多いので、今回はここまでとします。