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特集記事【2010年1/20日号】

数年前から一躍脚光を浴びるようになった食材、しょうが。

以前、常にカバンの中に自分用のマヨネーズをしのばせ、何にでもマヨネーズをつけて食べる「マヨラー」なる言葉が流行りましたが、しょうがにおいてもチューブタイプのおろししょうがを常備しておく「ジンジャラー」なる言葉が生まれるほど。確かに、しょうがはどんな料理とも相性が良い食材です。

おみそ汁に少し入れたり、お肉や魚にもトッピングしたり、使い方は多種多様。実際に美味しくなりますよね。 そんなしょうが好きの人々が何に期待しているのかというと、やっぱり「血の巡りを良くして、身体を温めること」でしょう。

しょうがのスパイシーな辛みの正体は「ジンゲロール」と呼ばれる成分。この成分が血液循環を促します。「冷え」とはすなわち、血の巡りが悪いこと。手足が冷えることの一因は、血が充分に行き届かないことにあります。そのため、血流を良くすることは冷え解消の第一歩です。

さらに血の巡りがよくなると基礎代謝がアップします。基礎代謝とは、カンタンに言うと「とりわけ運動をしていないときに生じるエネルギー消費」のこと。

太りやすい人は基礎代謝が低く、逆にかなりの量を食べても痩せている人は、基礎代謝が高いといえるでしょう。つまり、しょうがはダイエット効果も期待できるというわけです。

また、しょうがの香り成分の源といえる「ショウガオール」という成分には、食欲を増進させる作用と、アンチエイジングにもつながる抗酸化作用があるといわれています。さらに抗菌・殺菌作用や、風邪予防にも効果が期待できます。しょうがには、多大なパワーが詰まっているんです。
 
ひとくちに「しょうが」といっても、いろいろな種類があります。さらに、生育時期によっても以下のように名前が変わり、料理への取り入れ方も微妙に変わってくるんです。
一般的にしょうがといえばコレ。10月から11月にかけて収穫時期を迎えます。収穫時期以外であってもしょうががスーパーに並んでいるのは、掘り起こしたしょうがを貯蔵しているためです。2ヶ月ほど貯蔵すると皮はあめ色になり、辛味成分が増してきます。この状態を「囲いしょうが」といいます。根しょうがは辛味が強いため、すりおろしてカツオなどの刺身や肉料理と合わせたり、鍋料理の薬味などとして重宝されます。
収穫したてのしょうがのこと。根元が赤く、一般の根しょうがよりも身が柔らかくて瑞々しさがあり、皮の部分に筋が少ない点が特徴です。その柔らかさを生かして天ぷらにしても美味。さらに辛味が大しょうがよりも少なくマイルドなので、甘酢漬けにも最適です。甘酢漬けというとちょっと馴染みない響きですが、要はお寿司屋さんで出される「がり」のこと。ちなみに梅酢漬けにしたものは、ご存じ「紅しょうが」です。
葉をつけたまま収穫したしょうがです。有名どころでは、東京・谷中がかつて名産地だったことからその名がついた「谷中しょうが」があります。葉しょうがも新しょうが同様、柔らかさとマイルドな味わいが特長ですので、そのまま味噌をつけて食べたり、酢漬けにするのに向いています。ちなみに、しょうがの芽の部分を湯通しして甘酢漬けにしたものは「はじかみ」と呼ばれ、焼き魚などの箸休めとしてよく使われています。
しょうがの仲間「うこん」は、香辛料や生薬などとして世界各国で重宝されています。日本においては沖縄をはじめとした南国が主な原産地。沖縄の方言では「うっちん」などと呼ばれ、煎じて「うっちん茶」として飲まれているほか、料理などにも幅広く活用されてきました。

主に私達が「うこん」と呼んでいるのは、秋に白色の花の咲く「秋うこん」のこと。肝臓の機能を高め、利尿作用もある「クルクミン」という成分を多く含んでいます。うこんの最大の特長は「肝機能強化」といってもいいでしょう。

二日酔いなど、お酒を飲まれる方に向けたうこんのサプリやドリンクなども現在出回っていますよね。お酒として摂取したアルコールは肝臓で解毒が行なわれます。ただし肝臓には、身体のエネルギーを生み出すという大事な仕事もあるんです。肝臓がアルコール分解で忙しくなると、肝心のエネルギー産生がおろそかになってしまいます。結果としてどうなるのか?「疲れやすい」「だるい」「身体がなんだか重い」と感じるようになってしまうんです。

お酒を飲まない人でも、お肉ばかり食べる人や、肉体疲労がたまっている人などは、肝機能が弱りがちになります。ぜひともうこんを取り入れて、肝臓を労わってあげてください(ただし妊娠中の方や肝硬変などを患っている方は、過度な摂取は禁物です)。

ちなみに、うこんの英名は「ターメリック」。粉末状のものがスーパーなどに出回っていますよね。カレーが黄色なのは、ターメリックによるものです。カレーはもちろんのこと、チャーハンやバターライスなどの料理にも活用できるので、ぜひ試してみてはいかがでしょう。
 
現在、しょうがを利用したさまざまな食品や飲料が販売されています。そこで今回は、選りすぐりの4つの商品をご紹介。いずれも美味しさとしょうがのパワーを兼ね備えていますので、ぜひ一度試してみてはいかが?
ビタミン・ミネラル・酵素など180種類以上の栄養成分が含まれている天然のアカシアはちみつに、皮ごとスライスしたしょうがをたっぷり漬込み、じっくり熟成した「しょうがはちみつ漬」。原材料は、はちみつとしょうがのみ。無香料・無着色です。

養蜂家として半世紀の歴史を持つ山田養蜂場のはちみつは、糖度が78度以上になった完熟のもの。しょうがは高知県・岡山県産の大しょうが「土佐一」を使用。10月下旬〜11月上旬に収穫し、約2ヶ月間貯蔵して、あめ色に変わり、辛味も香りも増した“囲いしょうが”を漬け込んでいます。

しょうがを皮ごと漬け込んでいる点も特長のひとつ。しょうがの有用成分は皮に近い部分に多く含まれるといわれてるため、しょうがのパワーがそのまま凝縮しています。 冬はお湯で、夏は冷水で約5〜6倍に薄めて飲みましょう。温かい牛乳で割っても美味しいですよ。また、イワシの煮付けやカレーの隠し味、しょうが焼きなど、料理に使っても美味しさがいっそう際立ちます。お砂糖の代わりとして幅広く活用してみましょう。
■しょうがはちみつ漬(山田養蜂場)
900g(税込¥2,236)/450g(税込¥1,218)
ホームページ:http://www.3838.com/shopping/camp/shouga_t/
天然ハーブからエキスを抽出したナチュラル飲料「ハーブコーディアル」は、イギリスで生まれ今日まで飲み継がれている伝統的なハーブ飲料。ソーンクロフト社の「ピンクジンジャーコーディアル」は、フレッシュなルートジンジャー(しょうがの根の部分)と、フレッシュレモンから独自の冷却抽出工程を経て、しょうがの成分をギュッと閉じ込めた濃縮タイプのハーブ飲料です。

ミネラルウォーターや炭酸水、アルコール等で割ってもよし。お湯で割ると身体がポカポカと温まり、冷え性などの方にもピッタリ。10倍〜15倍に薄めて飲むため、1本で4〜5リットル楽しめることになります。ドリンクとしてだけではなく、ドレッシングやソース等に入れて料理に使うことも可能です。

もともと、イギリスではしょうがを「ハーブ」とみなす風潮があります。そのためお料理のみならず、ジンジャーブレッド(パン)やジンジャークッキーなども人気。ハーブコーディアルもまた、お食事やティーブレイクなど、幅広いシチュエーションで楽しめます。
■ピンクジンジャーコーディアル(ソーンクロフト)
375ml/税込¥2,415/希釈タイプ
輸入代理店:タルゴジャポン:http://www.thalgo.jp/thorncroft.html
生姜などの香りと味をつけたノンアルコール炭酸飲料といえば「ジンジャーエール」ですが、「石垣島ジンジャーエール」は、いわば“こだわり”のジンジャーエール。

1本(195ml)あたり25gもの国産しょうがを使用。さらに秋ウコン、ピパーツ(島胡椒)、ローゼル(ハイビスカスの一種)、島とうがらし、月桃の実、黒糖などをブレンドし、スパイシーで香り高いドリンクに仕上がっています。

基本的に、注文を受けてからしょうがを絞る受注生産スタイルで、酸化防止剤を使用しない代わりにレモン果汁・パイナップル酢・パッションフルーツ酢などを使用。添加物の使用を避けているうえ、ブレンドするシナモンとカルダモン以外はすべて国産の原材料を使用。安全で質の高いジンジャーエールといえるでしょう。

味は3種類。「ORO(オロ)」は、お酒を割ることを前提としたピリリとしたのど越し。「ROJO(ロホ)」は、ハイビスカスやペパーミントなど数種のハーブを使用し、マイルドでスッキリとしたテイスト。「PLATA(プラタ)」は、「ORO(オロ)」をベースにしつつ、北海道産の上質な黒豆をブレンドした珍しいジンジャーエール。すっきりしていながらも黒豆のコクがあり、自然な甘さが特徴的です。
■石垣島ジンジャーエール(アルコ・イリス)
石垣島ジンジャーエール 3本セット/税込¥1,575
ホームページ:http://arcoiris.ocnk.net/
秋に旬を迎える「新しょうが」とりんごを使ったケーキ「ジンジャップル」は、和歌山市内にある「カフェ・アランチャ」の人気スイーツメニューのひとつ。

秋限定発売となり現在は入手できませんが、ぜひともご紹介しておきたい和歌山産スイーツです。

ケーキに使われている新しょうがは和歌山市産。カフェのお隣りの“石川さん”の手によるものだそうです。

同市の名草地区は砂地を利用した野菜栽培が盛んで、秋には品質の高い新しょうがの収穫がピークを迎えます。

一方、りんごを作っているのは、かつらぎ町の“上垣内さん”。温暖な地である和歌山でりんご?と思われるかもしれませんが、紀ノ川上流の山間部で、涼しい気候を利用して栽培されていて、日照時間の長さから美味しいりんごができるんだとか。品種は「津軽」。9月に収穫を迎えます。

しょうがの清々しい刺激を、りんご本来の甘酸っぱさがやさしく包み込み、バターケーキを引き立てています。ぜひ今年の秋に、お取り寄せしてみてはいかが?
■ジンジャップル(ドルチェ エ カフェ アランチャ)
15cm/¥2,700/秋冬限定/冷凍便/送料別
ホームページ:http://www.rakuten.co.jp/arancia-mm/464965/1890635/#1482458
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