じょいふるねっとについて 生活情報 エンターテイメント 便利リンク よくあるお問合せ

特集記事【2011年6/20日号】

東京・葛飾の歴史を辿る郷土博物館と、星の世界をさぐる天文博物館が一体化している同館。郷土を知るフロアでは、昭和30年代の家や工場を再現したコーナーが人気だそうです。東京の下町だけあって、「三丁目の夕日」の世界にいるようなタイムスリップ感覚が味わえそうですよね。

そして天文のフロア。こちらは2007年にリニューアルしたプラネタリウムが人気です。空気の澄んだ地方で見上げる美しい星空を再現する「光学式プラネタリウム」と、CGで深遠なる宇宙を表現する「デジタルプラネタリウム」の2つが一体になったシステムを敷いています。

とりわけデジタルプラネタリウムは、2010年に世界最新・最強の呼び声が高い「スカイマックスDS2-R2」を導入。137億光年の彼方まで自由に旅することができる「デジタルユニバース」機能を搭載しています。

気になる番組はというと、すべてが生解説つきのオリジナル番組。昨今は、外部制作の番組を上映するプラネタリウムが多く、こうした“同館のみ”の番組がラインナップを占めるというのはとても珍しいケースといえます。

番組のテイストは、“大人の鑑賞”に耐えうる作品がズラリ。季節ごとに変わるオリジナル制作の「季節の番組」として現在上映しているのは、『シンフォニー オブ ユニバース 第3番』。迫力に満ちたデジタルプラネタリウムが織りなす映像と、クラシックの名曲たちが奏でる壮大なシンフォニーのコラボレーションです。ざっと挙げてみると、ワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲、ショパンのピアノ協奏曲第1番・第2楽章「ロマンス」、グノー/バッハ「アヴェ・マリア」、ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」第4楽章など。耳にすれば「あ、この曲か」とわかる馴染みのあるものが占めています。

これらの曲を背景に、人類のフロンティア・太陽系の旅を体験する映像が流れるわけですが、特筆すべきはスタジオではなく、このドームで最終的な音楽編集が行われたこと。実際の音響効果や映像とのシンクロ具合を確かめながら仕上げたため、同館のドームで最大限の魅力が発揮できるというわけです。世界水準のレベルを誇る、ここでしか観られないオリジナル作品をぜひご鑑賞あれ!
過去に上映した「季節の番組」の中でも、とりわけ人気が高かった作品を再上映する「アンコールアワー」。現在上映されているのは、『ハッブル宇宙望遠鏡の世界』です。

ハッブル宇宙望遠鏡とは、地球の約600km上空の宇宙空間を回っている巨大な望遠鏡のこと。大気圏外にあるため、地上から捉えたものより格段に鮮明な画像を捉えることができ、新たな銀河や星々をたくさん発見しています。いわば“宇宙天文台”といったところですね。その成果の数々をドームで鑑賞できるというわけです。

『ハッブル宇宙望遠鏡の世界』は、エピソードが異なる3つのバージョンがあります。「星の最期編」は、文字通り星が最期のときを迎えるときに起こる現象を捉えたもの。かつて人類が想像していたものよりも、遙かに複雑で美しく、個性的な姿がハッブル宇宙望遠鏡で明らかになりました。「星の誕生編」は、ハッブル望遠鏡が捉えた星々の誕生がテーマ。オリオン座のオリオン大星雲の中に生まれようとしている星、 そして輝き出したばかりの星たちを数多く発見しました。「未知の惑星編」は、秋の星座の中で唯一の一等星、みなみのうお座のフォーマルハウトを周回する惑星など、これまで発見されていなかった惑星を紹介するバージョンです。
音楽とともに星や宇宙の世界をたっぷりお楽しみ頂ける「ミュージック・プラネット」。現在は『 2011 Summer Edition』を上映しています。キーワードは「ペア(Pair)」。躍動感あふれるダンスミュージック、イタリア映画より至高のテーマナンバー、希望に満ちた心に響く歌声の3つのコーナーを楽しむことができます。難しいことは考えず、ただ「浸りたい」人は、ぜひ星々と音楽のアンサンブルをお楽しみください。
ちなみにプラネタリウム以外では、同館の25cm屈折クーデ式望遠鏡を使った星の観察会「かつしか星空散歩」もおすすめです。天文ボランティアが、その日に見えている天体について教えてくれます。ふだん、東京では肉眼ではみえない星々がしっかり見えることに驚くはずです。開催日は毎週金曜と土曜。お天気が悪い場合は中止になることもありますが、申し込みなしで気軽に参加することができるので、プラネタリウム鑑賞後に気軽に楽しんでみてはいかがでしょう。
■葛飾区郷土と天文の博物館
 ホームページ:http://www.museum.city.katsushika.lg.jp/
 
さいたま市浦和区のさいたま市青少年宇宙科学館は、科学や宇宙の“ふしぎ”がわかる体験展示が多彩に揃う施設。プラネタリウムも人気を博しています。

同館のプラネタリウムドームは直径23m。平成20年にリニューアルを施し、ハイブリッドプラネタリウム(光学式投影とデジタル式投影機が融合したシステム)が導入されました。

これにより、投影できる星の数は従来の400倍に!約1000万個の星々が表現できるようになっています。皆さんご存じの「天の川」も、ぼんやりした光の帯ではなく、ひとつひとつの星の集合体で表現。星雲や星団も107個が再現され、双眼鏡で形状や大きさも観察することができるほどです。

どんな上映番組があるかといいますと、まずは人気の「星宙(ほしぞら)散歩」。ドームに映し出された1000万個の星を眺めながら、すべて生解説で投影するプログラム。土・日・祝日の15時50分からの上映となり、投影時間は約50分。解説員によるわかりやすい解説、あまりにも美しい星々…あっという間に50分が過ぎることでしょう。耳慣れない星座やエピソードを覚えておくと、夏の星空観察がきっと楽しくなりますよ。

ちなみに6月のテーマは「古川さん 宇宙へ」。6月8日、国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在に向けて旅立った宇宙飛行士、古川聡さんにスポットを当てています。
その他の番組も充実しています。7月15日(金)まで上映しているプラネタリウム番組をご紹介しましょう。

まずは『さよならスペースシャトル ─ 有翼宇宙船30 年の軌跡─ 』。今からさかのぼること30年前、スペースシャトル『コロンビア』が初の宇宙飛行を達成しました。当時の発射中継を食い入るようにテレビで観ていたという方も多いのではないでしょうか。以来、世界初の再使用型宇宙機として宇宙輸送の最前線で活躍を続け、宇宙飛行に対する世界中の人々の認識を大きく変えてきました。その運用が、ついに今年終了となります。

人類が宇宙飛行を始めてから半世紀。その歴史の半分以上を担い、 130回以上の打上げが行われてきたスペースシャトル。歴代の宇宙飛行士の想いを交えながら、歴史に大きな功績を残した軌跡を感動的な映像で描いた作品です。

もうひとつのプラネタリウム番組は、お子さんから大人までを熱中させる『ONE PIECE』の面々が登場!『ONE PIECE 〜宇宙っておもしれえ!星空島編〜』を現在上映中です。

アニメや漫画にないオリジナルストーリーで展開する同番組。サウザントサニー号で航海を続ける麦わら海賊団は、“星空島”という不思議な島にたどり着きます。この島でルフィやゾロ達を待ち受けている冒険とは? 筆者もまだ観ていないのですが、『ONE PIECE』ファンなら必ず押さえておきたい番組ですよね。博識なニコ・ロビンあたりが星の説明をしてくれたりするのかな(笑)?番組をみてのお楽しみです!

『さよならスペースシャトル』も『ONE PIECE』も、土・日・祝日の上映となります。また、これら番組と、さいたま市の星空を音楽と共に紹介する「今夜の星空解説」がセットになっています。「今夜の星空解説」とプラネタリウム番組、合わせて計50分の投影時間です。

ここで、プラネタリウム以外のコーナーも少しご紹介しましょう。館内は、科学のさまざまな原理を活用して、視覚的に楽しくみせる展示が満載の「ふしぎ広場」、宇宙Q&Aや天文インターネット、国際宇宙ステーションからの中継映像などを楽しめる「ひまわり広場」、宇宙について学べる「宇宙広場」の3つにわかれています。写真は「ふしぎ広場」のボールコースター。運動エネルギーの法則を使った、いわば“ボールのサーカス”です。他にも、実際に触れたりして体験できる装置があります。

宇宙や科学への興味が自然と沸いてくる、さいたま市青少年宇宙科学館。ぜひ訪れてみてください。
■さいたま市青少年宇宙科学館
 ホームページ:http://www.kagakukan.urawa.saitama.jp/
 
以前の特集でもご紹介した、お台場にある同館。星を見せるプラネタリウムの枠にとどまらず、さまざまな映像作品を上映しています。7月22日(金)までは、新薬の開発や再生医療への応用が期待されている「iPS細胞」をテーマにした3D作品『Young Alive!〜iPS細胞がひらく未来〜』をはじめ、ニュージーランドの自然遺産やエジプトの文化遺産、日本の厳島神社や原爆ドームをテーマにし、宇宙からみた世界遺産映像も公開する『FURUSATO-宇宙からみた世界遺産-』、立体視プラネタリウム作品『バースデイ 〜宇宙とわたしをつなぐもの〜』などを上映中です。
ホームページ:http://www.miraikan.jst.go.jp/
渋谷駅から徒歩5分の距離にある渋谷区文化総合センター、その最上階にあるプラネタリウム。7月1日からは、地球以外の生命が存在する星を求める探査計画をテーマにした『Are We Alone? -宇宙に生命を求めて-』の上映がスタートします。また、小惑星探査機「はやぶさ」をテーマにした『HAYABUSA』、地球や惑星、銀河などの“衝突”をテーマにした迫力のCG映像が展開される『コズミックコリジョンズ』、宮沢賢治の童話作品をモチーフとした『銀河鉄道の夜』も上映中です。
ホームページ:http://www.shibu-cul.jp/guide_cosmo.html
1972年に開館した老舗プラネタリウム。季節の星座や神話、天文現象を解説員が紹介する「一般投映」、7月は「流星の謎」がテーマです。幼児から小学校低学年のお子さんに向けた「ちびっこプラネ」は、星や宇宙の話をさらにわかりやすく紹介するプログラム。小学校中学年以上を対象にした「こども星空探偵団」は、季節の星空を紹介しつつ、宇宙のナゾを解き明かしていく内容です。その他、随時ヒーリングプラネタリウムや七夕特別放映など、大人向けのコンテンツも充実。7月23日(土)には屋上の天体望遠鏡を使った天体観望会を開催。都心に程近い中野では、どんな星空がみれるのか興味深々ですね。
ホームページ:http://nicesacademia.jp/planetarium/
科学展示室や天文台を擁する同科学館、そのプラネタリウムは直径20mの大きなドーム空間で、自然に近い美しい星空が再現されます。星々の間を飛行疑似体験したり、太古から未来の星座の形の変化を再現することも可能です。プログラムは、今日の星空を解説員が紹介してくれる「一般投影」のほか、幻想的な世界が広がる『銀河鉄道の夜』や、お子さんに向けて月替わりでテーマを変えて展開する「キッズアワー」、大人限定の特別投影などを適宜上映中です。また、天文講座や天文台の一般公開なども随時行っていますので、興味のある方はホームページをチェックしてみてください。
ホームページ:http://www.kawaguchi.science.museum/index.html
 
 
今後の特集の参考にさせていただきます。
記事が面白いと感じましたらクリックお願いします。
  じょいふるねっとは
マンションライフに
快適なインターネット
接続環境を提供します。
 
ご意見・お問い合わせ
じょいふるねっとに関するご意見、お問い合わせは下記リンク先のお問い合わせフォーム、もしくはデジタルコミュニケーション株式会社までお電話にてご連絡ください。
 
トップページじょいふるねっとについて生活情報エンターテイメント便利リンクよくあるお問合せ個人情報のお取り扱いについてお問い合わせ