じょいふるねっとについて 生活情報 エンターテイメント 便利リンク よくあるお問合せ

特集記事【2011年12/20日号】

一昔前は、冬のスポーツといえばスキーやスノーボード、アイススケートなどに限られていましたが、いやはや、現在は実に多彩なスポーツがお目見えしていることをご存じでしょうか?

冬季オリンピックで見たことはあるけれど、実際に体験した方はほとんどいないと思われる「カーリング」や、ウォーキングブームも相まって老若男女が自然と触れ合いながら楽しめる「スノートレッキング」、さらにゲレンデを滑走する真新しいスポーツもご紹介しますよ!

寒い日は家にこもりたくなるものですが、一念発起して「まだやったことがない」スポーツにぜひトライしてみてくださいね!
1998年の長野オリンピックから正式種目となったカーリング。氷の上で熱い戦いを繰り広げたカーリング日本代表女子チームの活躍も記憶に新しいところです。彼女たちの活躍で、「カーリング」という名前と競技の存在は広く知れ渡ったといえますよね。でも、実際にトライしたことのある方となると、ほとんどいないのでは?

高度な戦略を考え、理詰めのプレーが要求されることから、ついた異名は"氷上のチェス"。15世紀頃、スコットランドで発祥したとの説があり、当時は底の平らな川石を氷の上に滑らせていた原始的なスタイルだったそうです。きちんとルールが作られていったとされるのはカナダ。カナダは今でもカーリング大国として知られ、街に一軒くらいの割合でカーリング場があるのだとか。老若男女が楽しめるスポーツとして愛されています。

一方、日本では、北海道や青森など一部地域ではある程度普及しているものの、それ以外となるとなかなか体験できないですよね。しかし、山梨県の山中湖村には立派なカーリング施設があります。それが「Curlplex Fuji(カープレックス・フジ)」です。

同施設がオープンしたのは2005年のこと。国内初の民間でのカーリング場運営として話題にになりました。長さ44.5m、幅4.75mメートルの国際規格を満たした競技スペースが2面あります。代表を務めるのは、アルベールビル冬季五輪全日本代表チーム監督の実績を持ち、バンクーバー五輪でカーリング中継の解説者を担当した小林宏さん。その小林さん自らも指導にあたっている「体験コース」がオススメです。

カーリングは、4人1組のチーム同士が、交互に目標とする円をめがけてストーンを投げ合うゲームです。ストーンを円の中心に、より近づけたチームが得点する仕組みで、総得点で勝敗を競います。とはいえ、その戦略もさることながら、まず氷の上でストーンを投げる行為自体も、何も知らないビギナーが指導なしでやるにはちょっと敷居が高め。やっぱり、なにはともあれ体験コースにトライしてみましょう!
同施設での体験コースは、正味3時間です。最初は簡単なレクチャーに始まり、すぐさま基礎練習へ。まずは、ストーンを投げる一連の動作「デリバリー」の練習からスタートします。

カーリングのデリバリーは、ストーンを片手で持ち、「ハック」と呼ばれる台を蹴って膝を曲げた姿勢でスィーッと氷の上を滑りながら、ストーンを離します。ハックを蹴る強さで、ストーンの勢いを調整するわけです。ボーリングで球を投げる時のような感覚ではありますが、なにせつるつると滑る氷の上。テレビ中継では、いとも簡単に投げているように見えますが、最初はちょっと戸惑うかもしれません。でも大丈夫!体験コースではブラシを横に持ち、バランスを取る練習からスタートします。丁寧に指導してくれるので、すぐに体重移動のコツを掴めるはずです。

次に教えてもらうのは「リリース」。文字通り、ストーンを手放すタイミングとコツを覚えます。そして「スウィーピング」。ブラシでストーンの通り道をこすって磨く、お馴染みの行為です。ストーンの勢いが弱ければ弱いほど、懸命にこする必要があります。カーリングのリンク上は、プレイ前に水を撒き、「ぺプル」と呼ばれる氷の粒がある状態になっています。ブラシでこすることによってぺブルが溶けて"水の膜"となり、摩擦が減ってストーンが進みやすくなるというわけです。ストーンを左右にカーブさせる方向付けも、スウィーピングによって可能です。

基本的な練習はここまで。あとはミニゲームです。カーリングは奥の深い知的なスポーツ。ストーンの狙いどころは戦況によって刻々と変わります。なかなか素人ではどこを狙うか、わかりづらいですが、ここでも丁寧にレクチャーしてくれますので、目的が明確になってゲームを楽しむことができます。やっぱり、テレビを観たりルールブックを読んだりするよりも、「プレイしながら覚える」のがイチバン!ゲームの奥深さが、やればやるほどわかっていくような感覚ですね。

正味三時間の体験コースですが、まったくのビギナーがミニゲームを楽しめるまでになるわけですから、その充実感はぜひとも味わってもらいたいところ。体験可能な曜日は、金・土・日祝で、予約制です。カーリングシューズやブラシのレンタルもあります。ちなみに屋内とはいえ氷の上ですから、長時間いるとけっこう冷えます。温かく、なおかつ動きやすい恰好でお出かけください。
■山中湖メイプルカーリングクラブ
巷ではウォーキングが流行しています。マラソンにトライするほど体力に自信はないけれど、日々の健康のために運動したい、ダイエットしたいといった方がウォーキングに興じている姿をよく目にしますよね。なにより、シューズと運動にふさわしいウェアさえあれば、老若男女誰でも興じることができますし、家の近所でも構いませんから、なんともお手軽なスポーツといえます。

ただし、毎日同じところを歩くのは、さすがに飽きる!休日にプチ遠出して歩いたほうが、景色が変わって気分的にも爽快です。その爽快さを、さらに追い求めたい方にお薦めしたいウィンタースポーツといえば、やはりスノートレッキングでしょう。

舞台は、雪山です。西洋版の"かんじき"といえるスノーシューを装着し、ストックをつきながら歩くスノートレッキング、その愛好者は年々増えつつあります。銀世界の眺めを楽しみながら歩くと、非日常にドップリと浸ることができますよ!

おすすめのスノートレッキングエリアは、長野県諏訪郡に広がる富士見パノラマリゾート。

個性あふれる7つのゲレンデを擁するウィンターフィールドですが、スキーヤーやスノーボーダーと共に冬山を楽しんでいるのが、スノートレッキングに興じる人たちです。

山麓から山頂までは、ゴンドラでひとっ飛び。10分間の空中散歩を楽しんでから、いざスタートです。山頂駅から入笠湿原まで20分、そこから入笠山の山頂まで70分。そこで折り返してゴンドラ山頂駅まで戻ってくるコースです。正味、約3時間といったところですね。

単なる平地の雪原を歩くのではなく、山頂から山頂へ山づたいに歩くコースですので、やはり景色の素晴らしさは折り紙つき!特に、山頂駅から90分を経てたどり着く入笠山山頂からの眺めは絶景です。富士山をはじめ南・中央・北アルプスまでを見渡すことができ、日本で最も有名な山岳エッセイのひとつ『日本百名山(深田久弥著)』で紹介される100の山のうち、22山を眺めることができます。

2012年1月21日(土)からは、初心者を対象にしたスノートレッキングツアーがスタート。スノーシューなどのレンタルとゴンドラ料金、ガイド料、ホットランチがセットになった、ミニアドベンチャーツアーです。ぜひ冬山で、非日常のウォーキングを楽しんでみてはいかがでしょう。
■富士見パノラマリゾート
群馬県の水上温泉でスノートレッキングツアーを行っているのが、フォレスト&ウォーター。こちらでも、初心者を対象にしたツアーが充実しています。

シーズンは、積雪状況にもよりますが、例年12月下旬から3月末まで。半日コースは、9時スタートの部と12時半スタートの部の2つがあります。最初は安全のためのレクチャーを行い、さっそくスノーシューを履いてトレッキングスタート。一見すると真っ白に包まれた雪山ですが、よく眺めてみると木々が新芽を出していたり、小動物などに出会えるチャンスも!9時スタートの部ですと、12時15分頃にはツアーが終了します。ブーツやウェア、フリース、ゴーグル、グローブなどのレンタルも行っていますし、なにより半日コースは「満四歳以上」が参加資格となっていますので、小さなお子さん同伴でも楽しめるところが嬉しい限りです。

1日コースは9時からスタートし、16時まで。一日たっぷりと雪山を満喫することができます。コースも、「大幽(おおゆう)洞窟コース」「一の倉コース」「大峰沼コース」「どんぐりの森コース」があり、基本的には当日の天候や雪のコンディションによって決められています。一日コースですから、雪の上でのあったかいランチも楽しめますよ。日々の生活で貯まったストレスがリセットされ、翌日からスッキリした気分で過ごせること、請け合いです!

長野県北安曇郡小谷村にある全国屈指の広大なスキー場、栂池高原でもスノートレッキングが楽しめます。駐車場から程近く、リフトに乗る必要のない「栂池ウッドチップロード」は2008年に設備された、お手軽に楽しめるコース。夏はウォーキングやランニング、冬はスノートレッキングの舞台となります。1kmのコースと1.5kmのコース、体力に応じてチョイスしてください。

同じく初心者でもトライできるのが、前山遊歩道から牛方宿にかけて歩くコース。クロスカントリーのコースも整備されています。スキージャンプ競技の大会や練習で使われているジャンプ台のてっぺんを横切るように遊歩道が整備されていて、眺めも爽快かつダイナミック。栂池高原をはじめ雪化粧をまとった峰々が出迎えてくれます。牛方宿とは、かつて千国街道沿いに点在していた宿で、牛を連れた人が主に泊まっていました。今ではこの地にしか残存しておらず、貴重な歴史遺産となっています。雪深い山の中で眺める伝統的な日本の民家の佇まいは、情緒たっぷりです。

ご紹介した以外にも、スノートレッキングに興じられるスポットはまだまだあります。ただし、そこは冬の雪山です。初心者の方はもちろん、初めて訪れる地域に赴く場合は、必ずガイドさんが引率してくれるツアーを利用してくださいね。楽しく、安全に雪山を満喫しましょう♪
■フォレスト&ウォーター(水上温泉でスノーシュー)
 ホームページ:http://www.fw-snowshoe.com/
■栂池高原スキー場
スキーとパラグライダーを融合させたウィンタースポーツ、スピードパラグライダー。ヨーロッパでブレークし、2005年には日本初のスピードパラグライダースクールが栂池高原スキー場に開講しました。

まずはじめにお伝えしたいのは、スキーの技術が中級程度以上あることが、楽しむ前提となります。直滑降やパラレルターンができるくらいのレベルですね。パラグライダーが未体験でも、スキーが出来ればOK。逆に、パラグライダーが上級者であっても、スキーが出来ないと楽しめませんのでご注意あれ。

装備は意外とコンパクトで、リフト乗車もラクにこなせます。リフトを降りたら、装備を身につけて安全確認をして、簡単な操作説明を聞いていざ、スタート。通常のスキーとの大きな違いは、やはり"浮力"。小さなコブでもスピードがついていればフワリとジャンプ!これがやみつきになる方も多いのだとか。さらにスピードが乗ってくると、通常とは一味違った高速ターンも楽しめます。

コツは、スタートからスピードを出すようにしてグライダー部分を宙に浮かせること。面白いのは、ストックではなくグライダー部分とつながっているブレークコードを引くことによってターンやジャンプ、ブレーキができる点です。通常のスキーも楽しいけれど、ちょっと別のモノにもトライしてみたい…という方は、いつもと違う感覚でダイナミックに楽しめるスピードパラグライダーにぜひチャレンジしてみてください。スクールは完全予約制で、スキーを滑る服装・道具でOK。なお、当日の気象状態によっては開催できないこともありますので、あらかじめご了承ください。

ちなみに栂池高原スキー場では、スキーができなくても楽しめるスノーレーサーのレンタルも行っています。また、自転車のような感覚でハンドル操作して滑るスノーモトの無料試乗会も不定期に開催中。いっぷう変わったウィンタースポーツを楽しみたい方は、栂池へ出かけましょう!
■栂池パラグライダースクール
新しいモノ好きな人はもちろん、「スキーもスノボーも出来ない…」という人でも楽しめてしまう、とっておきのウィンタースポーツを挙げるとすると、エアボードでしょう。

スイス発祥のこのスポーツ、小難しい説明はいりません。空気で膨らませたボードに腹ばいになって、そのままゲレンデをGO!至ってカンタンですね。しかし海外ではレースも行われているスポーツです。レースができるということは、かなり操作性も高いということ。滑走面にはスキーやスノボーと同様にエッジがあるため、体重移動することで自在にターンすることができると同時に、思いのままに止まることも可能です。単なるソリじゃありませんよ!

エッジの使い方も簡単ですので、スキーやスノボーができない人でも大丈夫。なにより、従来のウィンタースポーツに比べて、格段に目線が低くなります。その分、比較的ゆるやかな斜面であっても迫力は折り紙つき!全身でシュプールを描く、といった感覚ですね。

エアボード体験ができるスキー場は、まだ日本でも数えるほどしかありません。そのうちのひとつが、北海道・サホロリゾートスキー場で体験を実施している「TAC とかちアドベンチャークラブ」。準備するものは、上下スキーウェア、帽子、手袋、ネックウォーマー、ゴーグル・サングラス(サングラスは晴れた日の雪目対策)、防寒靴もしくは防寒長靴(ボード用ブーツも可)です。レンタル装備もあるそうですが、数に限りがあるとのこと。もちろん、エアボードもレンタルしていますよ。

体験ツアーでは、まず最初に準備体操と説明を受け、なんとなく操作方法が理解できたら緩やかな斜面で感覚をつかみます。その後、リフトで上まで行き、ちょっと急な斜面でダイナミックなランディング!ゆるやかなコースもあるため、急な斜面が怖い人でも安心です。

北海道特有のパウダースノーを、カラダ全体で感じることができるエアボード。ぜひ一度、トライしてみてください!
■TACとかちアドベンチャークラブ
 ホームページ:http://www.tac-go-go.com/
今後の特集の参考にさせていただきます。
記事が面白いと感じましたらクリックお願いします。
  じょいふるねっとは
マンションライフに
快適なインターネット
接続環境を提供します。
 
ご意見・お問い合わせ
じょいふるねっとに関するご意見、お問い合わせは下記リンク先のお問い合わせフォーム、もしくはデジタルコミュニケーション株式会社までお電話にてご連絡ください。
 
トップページじょいふるねっとについて生活情報エンターテイメント便利リンクよくあるお問合せ個人情報のお取り扱いについてお問い合わせ