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特集記事【2012年10/20日号】

「秋だなぁ〜」と思わせてくれる風景といえば、なんといっても紅葉です。本格的な紅葉シーズンまで、あともう少しですね。

皆さんがお住まいの地域の公園や街中でも、色づく木々を眺めることができるはず。それゆえ、ありきたりの紅葉スポットをご紹介しても意味がないな…と考え、今月は"絶景"と呼ぶにふさわしいスポットのみ、厳選してみました。

富士山や湖に映える紅葉、ひなびた寺院の石段を覆い尽くす紅葉、日本三大名瀑(滝)と紅葉、さらには「ここって日本!?」と思ってしまうような紅葉…それぞれ趣きは違いますが、まさしく息を呑むような絶景に出会えることでしょう。

それではさっそく、ご紹介しましょう!
青い空、澄んだ湖、色づく山々の向こうには霊峰富士…上の写真は、箱根の大観山からの眺めです。まさしく絶景ですよね!日本画家の巨匠、横山大観が、この地から好んで富士山を描いたことから大観山という名がついたのだとか。現在は、小田原から箱根を経て、湯河原に至る観光有料道路「箱根ターンパイク」が通っています。大観山の山頂地点には「TOYO TIRES ビューラウンジ」があり、お茶を一服しながら、このような素敵な風景を楽しむことができるというわけです。

四季を通じて風光明媚な箱根ですが、紅葉の季節も魅力タップリです。ひとえに箱根といっても地域によって標高差があるので、大観山や芦ノ湖から強羅、小涌谷、箱根湯本へ、だんだんと紅葉が山から降りていきます。例年の見頃を比べてみると、芦ノ湖周辺が11月上旬から11月中旬、箱根湯本が11月下旬から12月上旬となっています。要は、長い期間に渡って紅葉が楽しめるということですね。大観山以外にもさまざまな絶景スポットがありますので、さっそく選りすぐってご紹介していきましょう!

まずは芦ノ湖。箱根外輪山に囲まれたカルデラ湖ゆえに、遊覧船からの眺めはなかなかのもの。湖畔にはカエデが少々、外輪山にはヒメシャラやブナの木が多いため、"真っ赤"というよりは黄褐色を中心に、おだやかな色合いの紅葉が秋を演出します。

湖畔の遊歩道を散策しながらもよし、駒ケ岳ロープウェーで空中散歩をしながらもよし、思い思いのスタイルで芦ノ湖畔の紅葉をお楽しみください。

湖畔にある箱根神社にも、さほど多くはありませんが紅葉する木々が植えられています。鳥居や社殿とのコントラストを満喫してくださいね。
強羅にある箱根美術館は、縄文期から鎌倉、室町、安土桃山期の陶器が揃う美術館。重要文化財に指定されているものも多く、焼きもの好きでなくても心洗われる逸品がズラリと並んでいます。そんな美術館の庭が、秋になると紅葉の名所に早変わり!

敷地内には日本庭園が広がり、例年11月中旬から11月下旬にかけて、200本以上のもみじが紅く染まります。庭園には風情ある石畳が連なり、地面は苔で覆われているところがポイント。写真をみれば一目瞭然、紅葉とよく合うんです!

11月3日から11月30日にかけては、琉球舞踊や琵琶演奏、特別席が設けられた茶室など、紅葉をさらに楽しむイベントが多数催されます。

もみじやカエデといった赤く染まる紅葉ではありませんが、箱根といえばススキも有名ですよね。江戸時代に、この地を開墾して作物をつくろうと試みるも、火山灰を含む痩せた土地ゆえに実りがなく、この地にすまう人びとはカヤ(ススキ)を屋根葺き用として出荷して生計を立てていたそうです。

仙石原のススキ草原は、10月下旬から11月上旬にかけてが旬。黄金色のじゅうたんを敷き詰めたように色づき、キラキラと輝きながら風に揺られる様子は、なんとも見応え十分。よく河川敷などにもススキは生えていますが、ここまで群生していると「そのもの青き衣をまといて、金色の野に降り立つべし」という『風の谷のナウシカ』の有名な一節がアタマをよぎります!

その仙石原から程近い距離にある長安寺も、紅葉の名所です。名所のわりには他のスポットに比べてやや人が少ないため、静かな空間の中に身を置いて、じっくりと秋に浸ることができます。なにより素敵なのは、掲題の至るところにお釈迦様の弟子「五百羅漢」の像が点在していること。その表情や趣きは1体づつ異なっていて、怖い顔をしていたり、口を大きく開けて笑っていたりと、興味深いものばかり。周囲の自然と溶け込んでいて、紅葉の季節はさらに趣きが増します! 紅葉にそまる箱根、この秋イチオシのスポットです!
■箱根全山(箱根町観光協会)
 ホームページ:http://www.hakone.or.jp/
関東の"絶景"紅葉スポットとして、ココを外すわけにはいきません。茨城県大子町の袋田の滝です。

日光の華厳の滝、和歌山の那智の滝と並び、日本三名瀑のひとつに数えられる袋田の滝は、高さ120m、幅73m。なにより特徴的なのは、4段の階段上になっていて、そこを豪快に水が流れ落ちる姿です。ついた異名は「四度の滝」。

平安期から鎌倉時代にかけて活躍した僧侶、西行法師はこの地を訪れて「この滝は四季を通じて眺めないと、本当のよさはわからない」とつぶやいたそうです。春は新緑、夏は抜けるような青空と滝のコントラストが爽快です。一方、冬になるとこの豪快な滝が凍りつき、幻想的な風景が広がります。そして秋は、そう、紅葉との競演です!

西行は、秋の袋田の滝を眺めて「花紅葉 よこたてにして 山姫の 錦織りなす 袋田の滝」と詠みました。岩肌の黒、水飛沫の白という水墨画のような世界に、赤や黄の鮮やかな紅葉が加わり、秋の名画が完成!一生に一度は眺めたい絶景が広がります。

袋田の滝のよいところは、きちんと観賞スポットが整備されているところ。袋田の滝トンネル(有料)を抜けると、昭和の時代から存在している鑑賞デッキに辿りつきます。ここは、滝の三段目付近とちょうど同じ高さ。滝全体を見上げるかたちになりますので、圧倒的な迫力を味わいたい方にオススメです。

平成20年には、トンネルの奥にエレベーターが新設されました。エレベーターに乗って上に向かうと、そこには3つの鑑賞デッキが備わっています。目線でいうと、滝の最上部と同じくらいの高さですので、今度はやや見下ろす感じとなりますね。周囲の自然も含め、全体像をしっかりと捉えられるので、紅葉とのコントラストを楽しみたいのなら、これらのデッキがオススメ。それぞれのデッキでは滝をみる角度、高さが微妙に異なりますので、お気に入りのアングルをぜひみつけてみてください。写真愛好家でなくても、思わずシャッターを切りたくなる風景が、そこに広がっているはずです!
■袋田の滝
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