混沌とするテニスの王者争い

日本でもだいぶコロナの勢いが治まってきて13日からはマスクの着用なども緩和されるとのこと。テニス界でもコロナを発症してしまったりワクチンを打たなかったりで、試合に出られないケースも多々ありました。その中の最たるものはやはり世界No1のノバク・ジョコビッチ選手でしょう。

昨年は年明けすぐにオーストラリア政府から入国をめぐるいざこざで抑留、さらに退去処分となり全豪オープン、全米オープン共に出ることができませんでした。ツアーに出ている間は連戦連勝でウィンブルドンも制し、いつも通りの完璧なシーズンではありましたがウィンブルドンもロシアの戦争の影響でノーポイント、さらにはアメリカへの入国ができないためハードコートシーズンを棒に振ることになってしまいました。その間に若手が台頭。10台の選手が世界一にもなりました。

そんな中でも今年は全豪に復帰し、いきなり優勝。世界ランキングも再び世界一位に戻って順風満帆に見えましたが、まだアメリカには入国できないようです。この時期はハードコートのATP1000グレードの大会が2試合もアメリカであるので、入国できないのはかなり不利。この時期はスキップして4月からのクレーコートシーズン(モンテカルロオープンなど)に備えるとのことです。

今年はドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)で第3シードのD・メドベージェフに破れるまで無敗で3月まで進んできただけにかなり残念な結果となりました。こうなると全仏での巻き返しが楽しみですね。

さてもう一つ日本テニス界にも明るい話題が。錦織選手が本格的な練習を再開したそうです。練習風景などは自身のSNSや後輩選手のSNSにて公開されており、かなりハードな練習をクレーコートで行なっている模様。先月には世界ランク234位の島袋将選手と練習する様子を、今月7日には17歳の松岡隼選手とが世界693位の伊藤竜馬選手とクレーコートで練習し、話題となっておりました。9日には、錦織は自身のInstagramにてクレーコートで練習を行う動画・画像とともに「ちょっとずつ!」とコメントを投稿しておりました。クレーコートがツアーマッチ勝利数では一番相性がいい錦織選手ですので、ぜひジョコビッチ選手とともにクレーシーズンに大暴れして欲しいですね!

コメントは受け付けていません。