全豪オープン開幕!

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今年もついにテニスシーズンが始まりました!一番最初のグランドスラム、全豪オープンを皮切りに各選手とも本格的に始動してゆきます。

正確に言うと、グランドスラムの調整試合としてオーストラリアでいくつかハードコートの試合が行われるのですが、トップ選手は手のうちを知られたくないので、ライバル選手とは被らない大会で調整しています。

■今やテニスは情報戦!

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トップ選手ともなるとフリー練習などもすべてビデオで記録されていて、ヒッティングパートナーとして呼んだ選手とのラリー傾向などを専門家に分析に出します。どのコースに打つとどんな球が帰ってくる傾向が高いのか、ミスはどのような時に起こりやすいのかなどを具体的な数字として蓄積しています。

これは選手が自身のデータを管理するだけでなく、対戦相手の練習や試合海上に行ってスカウティング活動も行う専門チームがおります。偵察行為を行うスカウティングチームと、そのデータを分析する技術班などです。錦織選手のコーチ、マイケル・チャン氏の映像などはニュースなどでよく流れますが、声を掛けてコーチングしている姿というのは見れませんよね?そうなんです、基本的にテニスはコーチとはいえ、試合中にはコーチング行為はテニスでは行えないんですね。なので、こういった情報戦がチームを組んで行われているんです。事前の準備が大事なんですね。

NHKにによる分析動画がテレビでやっておりましたが、実際はこれより詳細なデータを各選手はモバイル機器などを使って練習中に確認しています。

https://www.youtube.com/watch?v=FgoIfmSbRsE

IT時代になったとはいえ、10年前では考えられないスポーツの進化ですね。今回会も3Dプレイバックなど新しい技術が続々と導入されていますので、中継なども注目してみて下さい。

 

■今大会の目玉と言えば…

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今大会の目玉はなんといってもこの方、今大会でコートを去る『レイトン・ヒューイット』です。

諦めないプレイでどんなたまにでも喰らいつき、劣勢からでも試合をひっくり返してきた選手です。2001年には史上最年少の20歳で世界ナンバー1に輝き、長年テニス界を牽引してきました。34歳となった昨年もオーストラリア代表としてデビスカップにも出場しておりました。

フットワークがよく、テニス界随一のリターナーという点では錦織選手にも似ていますよね。

今大会は、彼のラストマッチというだけでなく、母国オーストラリアのファンにとっても偉大な選手がいなくなり、次世代選手へのバトンタッチという意味合いも含めた大会でもあり、オーストラリアの方にとっては感慨深い大会となります。

オーストラリアは今テニス王国への道をひた走っており、タナシ・コッキナキス、ニック・キリオス、バーナード・トミックと若手が充実。前述のデビスカップでは、諦めない姿勢と強い勝利への執念で大きな背中を見せてきました。

そんな彼も今回で見納め。

初戦は奇しくもオーストラリアの後輩、ジェームズ・ダックワース(134位)。現在308位のヒューイットは初戦を突破できるのか…

19日が初戦となりますので、注目ですね!

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