オリンピックへ向けて

新型コロナウイルス関連でオリンピックも開催か延期かなんて噂もちらほら出始めているようですが、オリンピックの予選などにも影響が若干で始めているようです。

ゴルフなどでも中国開催の女子ツアー大会が3月まで延期になるなど感染拡大の余波が及んでいます。オリンピックに何が関係してくるかというと、オリンピックは世界200を超える国と地域が参加する大会ですので(東京は206の国と地域が参加するそうです)全ての国から1人づつ競技者が出ても200人以上になってしまうので、その時の世界ランキングなどで出られる人数を制限しています。

この予選のポイント争いに関わってくる大事なツアーがいくつか延期や中止になってしまっているんですね。ポイント上位選手にはあまり関係がないですが、当落線上ギリギリの選手たちはまだツアー本戦ではなく、チャレンジャーなども転戦しています。

その中でチャレンジャー大会などが多く集まるアジア圏での開催が中止や延期になっているのです。近々で言えば慶応大生が運営する慶応チャレンジャーなども1ヶ月ほど延期になっています。数少ない大会でのポイントの積み上げを狙っていた選手にとっては難しいツアー選びとなるでしょう。

出場選手枠でいいますと、テニスで言えば世界で64人しか出られません。200国でその中64人を争うわけですから、オリンピックに出るだけでも至難の技。世界ランク上位からもちろんカウントされるのですが、同じ国は4人までの決まりがあるので、アメリカなどの強豪国は64人のランキング内にいても出られない可能性があります。

ランキング56位まではストレートイン(自国枠4人に入っていれば。残り8枠は推薦枠)ですので、まずはそこを目指すことになりますが、男子で現在56位までに入っているのは錦織圭(25位)ただ一人(ブログ執筆時現在)。もうあと少しと言うところまで来ているのが西岡良仁(64位)、杉田祐一(82位)の2人。内山選手とダニエル太郎選手も100位前後にいるので、6月までにどこかでツアー優勝などを手にすることができればチャンスはでてくるでしょう。

女子では大坂なおみ選手(10位)は唯一のストレートイン。残りの枠を争うのは日比野選手や土井選手が80位前後で上を狙っています。女子ではアメリカをはじめ強豪国の選手が50位までに複数いる国が多いので、実質的には60位くらいまでに入っていれば、オリンピック出場可能なのかなと思います。

また、オリンピックに出るためにはデビスカップ、フェドカップといった国を代表した試合に2012〜2016年の4年間で3回以上出場しなくてはいけないと言うルールがあります。

実はフェデラー選手などは代表戦に出場していないのでオリンピックの出場資格が現時点ではありません。フェデラー選手はオリンピックに出たいと言う意思を表明しておりますので、最終的にはITF(国際テニス連盟)6枠、IOC(国際オリンピック委員会)2枠の推薦枠で出場するのではないかと考えられています。

また淡い期待ですが、開催国枠として56位に近い自国枠の選手が選ばれるのではないかなと思っておりますので、西岡選手や日比野選手が選ばれるのではと思っています。西岡選手は当確ギリギリのラインですので、あと一つどこかでツアーで爪痕を残して自力で枠を勝ち取ってほしいですね!

オリンピックまであと数ヶ月、果たして日本からテニスのメダリストが現れるのか今から期待です!

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