2026シーズンに向けて

2025年シーズンも終わって、テニス選手たちは短いオフの期間に入ります。ツアー選手たちはほぼ1ヶ月くらいしか完全なオフ期間がなく、なかなかにハードな競技ですよね。

年明け早々に(12日から)全豪オープンがありますが、予選はさらに前の週から始まりますので、ほぼハッピーニューイヤーと同時にツアー開始となるわけです。

この短いオフの間にトップ選手はチャリティマッチに出場したり、ツアーの感覚を忘れないためにもう少し本気度の高いエキシビジョンマッチに参加する選手もいます。

もう少し下のカテゴリーの選手ですとオフシーズンにも行われている12月の下部大会に参加してランキングを上げる選手もいますし、期待の若手選手の最後の大会ネクストジェネレーション・ATPファイナルがサウジアラビアで来週から始まります。

かつてこの大会で優勝した選手はチチパス(2018年優勝)、シナー(2019年優勝)、アルカラス(2021年優勝)とほぼツアーでの成功を約束されます。

試合形式は少しツアーと違っていて、4ゲーム先取のベスト・オブ5セット・マッチ、3ゲームオールでタイブレーク、ショットクロックの25秒厳格化、メディカルタイムアウトは1回のみ。そしてノーアドバンテージ(デュース時にはサーブ側がサーブを打つサイドを決め、1回で決まる)とかなり時短が意識されています。

また、オンコートコーチング(1セットにつき1回のみ、コーチからヘッドホンを使った助言を受けられる)とハイテク化したサポートと、ラインコールは全て自動判定と未来のテニスを先取りしたようなルールとなっています。

個人的にはグランドスラムの5セットマッチは長すぎる上に、全仏などのラインコールもボールマークなど前時代的だと思うので、全てテニスはこのルールに代わってほしいくらいです。

未来のナンバーワンを占うこの大会、果たして今年はどんな選手が現れるでしょうか?楽しみですね!

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