ついに日本のエースが引退

10月のテニス界は、アジアシリーズ真っ盛り。日本では有明コロシアムでジャパンオープンが開催され、今年も世界のトップ選手たちが集まりました。

その中でも、やはり一番大きな話題は錦織圭選手です。

今年で現役を退くことを発表していた錦織選手にとって、今回のジャパンオープンが最後のツアー公式戦となりました。1回戦の相手は世界ランキング8位のフランシス・ティアフォー。結果は4-6、4-6のストレート負けでしたが、最後まで世界のトップ選手を相手に食らいつく姿は、まさに錦織選手らしい試合だったと思います。

錦織選手といえば、2014年の全米オープン準優勝や世界ランキング4位など、日本男子テニスの歴史を大きく変えた選手です。長年ケガに苦しみながらも何度も復帰し、そのたびにトップレベルのプレーを見せてくれました。

10月6日には有明で引退セレモニーも行われ、ノバク・ジョコビッチ、ラファエル・ナダル、アンディ・マレー、カルロス・アルカラスなど、そうそうたる選手たちからメッセージが寄せられました。こうした顔ぶれを見るだけでも、錦織選手が世界のテニス界でどれだけ大きな存在だったのかが分かります。

そして大会そのものもかなり盛り上がりました。

優勝したのはカルロス・アルカラス。決勝ではチェコのイジー・レヘチカを7-6、6-4で破り、ジャパンオープン2連覇を達成しました。序盤は少し苦戦する試合もありましたが、勝負どころではしっかりギアを上げてくるあたりはさすがです。

日本勢では20歳の坂本怜選手にも注目です。ジャパンオープンでは初戦敗退となりましたが、その後の上海マスターズでは予選を勝ち上がり、本戦1回戦でマルコ・トルンゲリティを6-3、7-5で破って勝利。錦織選手が第一線を退く一方で、こうした若い選手が少しずつ世界の舞台で結果を出し始めているのは楽しみですね。

現在は上海マスターズも始まり、男子ツアーはアジアシリーズの後半戦へ。女子もこのあと武漢オープンが予定されていて、シーズン終盤に向けたランキング争いや年間最終戦への出場争いも面白くなってきます。

今月は、錦織選手の引退という少し寂しいニュースがありながらも、坂本選手など次の世代の活躍も見えてきました。

長い間、日本のテニスを引っ張ってきた錦織選手から若い世代へ。ひとつの時代が終わると同時に、新しい時代が始まっているような10月になっています。

個人的には、錦織選手の試合がもう見られないと思うとかなり寂しいですが、最後まで世界のトップ選手を相手に戦う姿を見せてくれたことに感謝したいですね。本当に長い間お疲れさまでした!

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