2021年テニス界の勢力図は?

今年も色々ありましたが、2020年シーズンはジョコビッチが1年間ほぼ無敗で、ナンバーワンの座を勝ち取りまして、幕を閉じました。

MELBOURNE, VIC – JANUARY 22: Novak Djokovic of Serbia in action during the second round of the 2020 Australian Open on January 22 2020, at Melbourne Park in Melbourne, Australia. (Photo by Jason Heidrich/Icon Sportswire via Getty Images)

年間最終試合のATPファイナルはここ数年は意外と相性が悪く、5年ほど優勝から遠ざかっています。その前の2012〜2015までは4連覇していたわけですから、もしかすると、最終試合自体はお祭りといった感覚で、ツアーの試合のような切迫したモチベーションがないのかもしれません。

その証拠に2015を最後にビッグ3の優勝はなく(ナダルはいままで優勝もなし)ここ数年はディミトロフ、ズベレフ、チチパス、メドベージェフとネクストジェネレーションがファイナルでは結果を出しています。

不思議なことに前の年優勝した選手が次の年は結果がイマイチなんてこともあり、やっぱり最終戦はお祭り的な感じなのかなと思ってしまったりするわけです。

さて2020年は大阪選手の全米優勝もあったり、日本テニス界にとってもいいことがあった年だとは思うのですが、錦織選手がやっぱり戻ってこないと盛り上がらないのかなと思います。

錦織選手自身も会見で今シーズンについて問われた際には「今年はみんなにとって大変でした。大会数も少ないなか僕も1年試合に出ていなかったので、感覚を取り戻すの苦労したし、取り戻したかな、というときに大会も終わってしまった。それでも、来年が待ち遠しいというのがあって、早く試合がしたいです。調子も少しずつ上がってきていた。来年も良いテニスができるよう頑張りたい」と語っていましたが、ツアーの日程もコロナということもあって、試合と試合の間隔が狭く、怪我明け、コロナ明けの錦織選手にはマイナスに働いてしまいました。

錦織選手もキャリア終盤に差し掛かっていることは認めていますが、来季は怪我を乗り越えて、元気な姿を見せて欲しいと個人的に思っています。

また、大阪選手の連覇もとても期待しています。BLM運動など発信力も兼ね備えた選手で様々なメディアをにぎわせましたが、テニスの方でもレジェンドとなって、今年は土や芝でも活躍することを楽しみにしています。

最後に2021年の期待として、フェデラー選手にもう一花咲かせていただきたい!しかも、コロナも収束して、ぜひ日本で、有明でその勇姿を見せてもらいたい!という祈りも込めて、2020年のテニスの記事を締めくくりたいと思います。

今年も一年ありがとうございました!

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