2018夏はラケット豊作のシーズン!

2018年も後半戦になって来ましたが、テニスラケット各社も新製品を発表して来ました。USオープンは新作ラケットのオンパレードとなるのでしょうか?バボラ社をはじめ新作ラケットが発表されてますので、今回はいち早くご紹介します。

■ナダルも使用!アエロの新作がついに

私も長年愛用しております、ピュアアエロはアエロプロドライブ時代から含めると、7代目のモデルチェンジ。3年に1回のペースで新作が出ますので、今年は前回からちょうど3年で新製品発表の時期となりました。

現モデルのデシマコスメ(全仏10勝モデル)ではナダル選手は全仏を連覇し、ナンバー1に返り咲くなど相性のいいラケットとなりましたが、さて新製品ではどんな活躍を見せてくれるでしょうか?

このラケットの特徴といえば、とにかくスピンがかかる!!この一言に尽きます。ナダル選手のプレーをみていてもわかると思いますが、アウトかな?と思った球も急激なドライブ回転でコートに刺さるように落ちてゆきます。

あのスピンを支えているのが、このラケットです。航空力学に基づいた空気抵抗が少ない形状で振り抜きをモデルごとに改良。スイングスピードの速い選手はより恩恵を得られるラケットです。

もともと中厚でパワーのあるラケットですが、カーボンの複合構造でラケット自体がとても硬く(ラケットの硬さを表すRA値は72)弾きの良いラケットです。新作ではカーボンの積層構造を硬いものや柔らかい素材などを混ぜて、少ししなりの出るラケットに変更。これによって球持ちが若干長くなり、いわゆる『ボールが乗る』という感覚があるラケットに仕上がりました。

乗るという感覚は1/1000秒単位というボールがラケットに設置している短い時間ですが、その時間が長く感じることで、当たった瞬間のパワーコントロールや方向性などを出しやすく、ハンドリングに優れた調整となります。

一方で、弾く(球離れの良い)感覚は軽減されますので、現行モデルをお使いの方は少しフィーリングが違って来るのかなと思います。まだ実際に試合などで使用することができていないので、新製品がどんな感覚なのかわかりませんが、手に取れる日が待ち遠しいです!発売は9月からの予定です!

■ピュアアエロ
https://babolat.jp/tennis/special/pureaero

 

■フォアとバックで打ち味が違う!世界初のラケット

プリンスさんは他のメジャーラケットメーカーさんと少し違っていて、大きなグロメットホールだったりと独自のテクノロジーをラケットに搭載して、新たな風をテニス界に吹かせているメーカーさんなのですが、今回のラケットには驚きました。なんとねじれているんです。それも結構大胆に!

写真で見るとこんな感じ。利き手で持った時に太い方が上に来るように設計されています。つまりフォアハンドを打った時はこの太い方が上に来るようになります。

このねじれが生み出すパワーはどんなものなのかというと、太い方が上(フォア)の場合はラケット面がねじれていないので、通常のラケットと同じくラケットが硬く反応し、しなりは小さく、弾きが良くスイングスピードを生かした鋭い球が返球できます。

逆にバック面(細い方が上)の場合はねじれが開いている方向なので、ラケットが柔らかく反応し、しなりが大きく出て、ボール接地時間が長くなり、ラケット自体がボールにパワーを与えてくれて楽に遠くに飛ばせるようになります。

人間の体の構造上、どうしてもフォアハンドの方が力強くラケットを振れますが、バックハンドは可動域も狭く、パワーはフォアに比べると落ちてしまいます。実際テニスプレーヤーの8割はフォアよりバックの方が苦手なので、このラケットは苦手を得意に変えてくれる魔法の杖なのです。

実際、発売前のラケットの試打会に参加させていただきましたが、見た目の奇抜さより普通の打感で『これは使える!』という打感でした。特にバックのスライスの『乗り』に関しては声が出るほどの驚きでした。これはすごいラケットです!

プリンスさんはカーボンにもこだわっていて、F1に使われているのと同じカーボンをラケットに使用できる唯一のメーカーなので、他のメーカーにはないとても振動の少ない打感を味わうこともできました。

ただ、お値段が4万円とちょっとお高め。製造の手間と素材の価格などもあるのでしょうが、それに見合った高品質のラケットなので、バックハンドが苦手な方にはぜひオススメの一本です!

■プリンス Xシリーズ
https://princetennis.jp/sp/twist-power-technology

 

■瞬き厳禁!反応の良い新製品スピード!

残念ながらこのあいだのウインブルドンではまだ使用していませんでしたが、ジョコビッチ選手の使用するスピードというモデルが、2018年にリモデルで発売されました。

前作と違いグラフィンというカーボン素材をシャフトだけでなく、ラケットの360度上下左右に配置し、よりしっとりとした打感になりました。上の2つのラケットは違って、ボックス形状のフレームで、ストリングパターンも本数が多く、上の2つのラケットをパワーアシストのあるラケットとするならば、こちらはコントロール、反応速度重視のラケットというべきでしょうか?

振り抜きの良さと、打ち負けにくいカーボン素材の配置で面の安定性が向上し、ボレーなどでも面ぶれしない前作よりもパワーのあるラケットになりました。カラーリングもよりシンプルになり、ラケットにににしようかな?と悩んでいる方がジャケ買いならぬコスメ買いで買っていかれた方も多いそうです。

発売前に大々的にテザーキャンペーンをやっており、その感真っ黒のコスメのラケットが話題となりました。使った人の評判もかなり良く、発売後も使用しているズベレフ選手の活躍もあり、大人気となっています。

こちらはもう発売されておりますので、いつでも購入可能です。

■ヘッド グラフィン360 スピード
https://www.head.com/ja-JP/sports/tennis/graphene360-speed-racquets/

コメントは受け付けていません。