Archive for 2012年10月|Monthly archive page

旅行(1)

2012年10月20日 土曜日

みなさん、旅行は好きですか?

 

私は大好きです。

 

最近は、時間に余裕ができたら(&お金に余裕ができたら)なるべく旅行に行こうと考えています。

旅行は、人生に潤いを与えてくれますよね。

 

先日、またそんな機会がやってきたので、旅行の計画を立てました。

 

ただ、問題は「どこに行くか」です。

 

私は、「行ったことのない場所」に旅行するのが好きです。

「いつかまたもう一度訪れたい場所」がないわけではありません。

でも、「初めて訪れる場所」は、全く新しい知識や経験を提供してくれるので、とてもわくわくするのです。

訪問前の想像とのギャップがあったりするとなおさらです。

 

そこで、以前旅行したときに使った方法を、今回も採用することにしました。

 

題して、

「初訪問地決定トーナメント大会」

です。

 

これは、トーナメントで旅行先を決めるという、かつてない斬新な試みです。

大会概要は、以下のとおりです。

1)まだ行ったことのない都道府県を全てノートに書き出す。

2)以前から行ってみたいと思っていた場所、または直感的に行ってみたいと感じた場所を4つ選び、行きたい度順に番号をふる。

3)選んだ4ヶ所以外の全てが収まるトーナメント表を作成し、それぞれを適当に振り分ける。

4)選んだ4ヶ所が少し有利になるように、トーナメント表にシード枠として付け足す。

5)それぞれの対戦では、サイコロを振って出た目の大きい方が勝ち上がっていく。

 

「行きたいところが4ヶ所あるなら、その4つから選べばよいのでは?」

「そもそも、行きたいところがあるのなら、最初からそこに行けばよいのでは?」

などなど、正論を言われそうですが、私としてはこのトーナメントも含めて旅行の一部なのでございます。

「旅行は準備しているときが一番楽しい。」という人もおられるように、さらにそれをもう一歩進めて、「旅行先を決める段階をも楽しもう!」というわけであります。

 

さて、前回は、決勝まで順調に勝ち上がった第1シードの北海道と、ダークホース香川県との対戦でした。

香川県は、準決勝で第2シードの沖縄県を4-3の僅差で破っています。

ご存知のとおり、決勝戦だけは、それぞれ2回ずつサイコロをふり、その出た目の合計点があらそわれます。

 

まず、第1シード北海道による1投目。

サイコロは、右手の平から勢いよく空中へと放たれ、美しい放物線を描いて机の上のトーナメント表の上に落ち、2、3回転して止まりました。

 

出た目は、「4」。

 

「お~っと!!チャンピオンの第1投目は『4』だぁー!!どうですか、解説のタビスルタビゾウ@さん!!」

「これはいい目ですよ。テレビをご覧のみなさんには、『4』という数字がそれほど良いようには思えないかもしれませんが、『4』と『3』では天と地、月とすっぽん、猫と犬ほどの差があるのです。」

「と、言いますと?」

「いいですか?『3』であれば、相手に『3』~『6』を出されてしまうと勝てません。つまり、北海道が『3』を出していたら、北海道が勝てない確率は6分の4、つまり70%近くまで達するのです。」

「なるほど。『3』だったら北海道はかなりヤバかったんですね。」

「それに対して、香川県が、今回の北海道の出目である『4』に勝つには、『5』か『6』でなければなりません。これは、6分の2、つまり香川県が勝つ確率はたったの30%ほどしかないのです。」

「ということは、現時点で北海道が断然有利というわけですね。香川県、追い込まれています!!」

などと、1人で盛り上がりながら旅行先を決める楽しみを味わえるのが、この「初訪問地決定トーナメント大会」の醍醐味です。

 

ちなみに、香川県の1投目は「5」。

そして、北海道の2投目は「1」でした。

 

そんな感じで、香川県に決定したのですが、このとき「香川県」で私がイメージできることと言えば、(恥ずかしながら)「うどん」くらいでした。

しかしながら、いや、であるからこそ、ここからがおもしろいのです。

 

まず、香川県のホームページにアクセスし、観光案内のページを開きました。

 

するとどうでしょう。

行ってみたい場所が盛りだくさんではないですか!

 

栗林公園(りつりんこうえん)
国指の特別名勝に指定。ミシュラン観光ガイドに「わざわざ訪れる価値のある場所」として最高評価3つ星に選定。高松歴史文化道に指定。米国の庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」の「2011年日本庭園ランキング」で、足立美術館(島根県)、桂離宮(京都府)に続く3位を獲得。

栗林公園

瀬戸大橋(せとおおはし)
瀬戸内海を跨いで本州(岡山県倉敷市)と四国(香川県坂出市)を結ぶ10の橋の総称であり、本州四国連絡橋のひとつ。

瀬戸大橋

金刀比羅宮(ことひらぐう)
香川県仲多度郡琴平町の象頭山中腹に鎮座する神社。通称「こんぴらさん」。

金刀比羅宮

小豆島(しょうどしま)
映画「二十四の瞳」の舞台となった風光明媚な島。寒霞渓(かんかけい)など国の名勝に指定されている景勝地(森林文化協会と朝日新聞社が制定した「21世紀に残したい日本の自然100選」に選ばれる)がある。

小豆島

うどん(うどん)
説明不要。

うどん

これなんです。

これが醍醐味なんです。

 

どんな場所にだって、調べてみれば興味をそそる観光地が結構あるもんなんです。

 

というわけで、香川県をたっぷり堪能してきました。

やっぱり初めて行く場所は、新鮮な驚きにあふれています。

 

ちなみに、こんな感じでした。

1)神戸空港に到着。

2)神戸市内で神戸牛

3)レンタカーを借りて、淡路島経由で香川県へ。

4)砂に描かれた「寛永通宝」を観光。

5)瀬戸大橋で本州へ。

6)関西空港から羽田空港へ。

 

さて、長々と前回の旅行の様子を語ってまいりましたが、今回のトーナメントで優勝したのは・・・。

 

この続きは次回にさせていただきたいと思います。

 

みなさんもいろんな方法で旅行を楽しんでくださいね。

 

 

 

 

 

自転車でサービスエリアへ

2012年10月12日 金曜日

今月の特集は「サービスエリアで遊ぶ!」です。
という事で、関越自動車道上りのパサール三芳に行ってきました。

こちらのSAは一般道からでも利用できるという事で、高速道路は使わずに入場できます。
付近の道路には、入り口と駐輪場を示す看板が設置されていましたので、迷わずに行けました。
駐輪場の脇に「お客様用入口」と書かれたゲートがあるので、ここから入ります。
中にはフードコートやお土産コーナーの他に、地元の野菜や物産などを扱うコーナーがあります。
フードコートには地元のお店はほとんどありません。
お土産コーナーには埼玉・群馬・長野・新潟の各県の特産品が置いてあります。
ここは川越に近いということで、サツマイモをつかったお菓子や、果物や野菜のジャムなどが豊富でした。

パサール三芳のショップガイドとハイウェイウォーカーというフリーペーパーを貰ってきました。
HWには東日本の高速道路地図が付いているのでちょっと便利です。
他にも一般道から入れるサービスエリアがあるそうですので、探して行ってみれば、ちょっとした旅行気分を味わえるかもしれません。

楽天オープン 2012

2012年10月5日 金曜日

先日行われた楽天オープン2012は日本人初となるツアー2勝目を見事日本で飾り、初優勝となった錦織圭選手の圧勝で幕を閉じました。私も中日となる大会4日目、男子2回戦を見てきました。

一番上の写真がチケットにも印刷されていた主要メンバーなのですが、左からアメリカの若手のフィッシュ、オリンピックチャンピオンのマレー、日本期待の星・錦織、ウインブルドンファイナリストのベルディハ、フランスのエース、ガエル・モンフィスとATP500ツアーにふさわしい錚々たるメンバーなのですが、両端の二人は病欠。大会の顔なのに、病欠。と、少しガッカリ、まさかの始まりでした。

それでも、世界9位のティプサレビッチ、6位のベルディハ、10位のファン・モナコ、全豪ファイナリストのバグダティスなどなど、テニスファンにはたまらないメンバーがこの日も揃っておりました。

この日はぐんぐん気温も上がり、センターコート付近は30度近い熱波でした。コートサイドのかなりよい席で観戦したのですが、1セットごとに席を立ってコート裏の日陰で涼を取らないと熱射病になってしまいそうなくらいの暑さです。選手はこの暑さの中、風のないセンターコートで2時間近い熱戦を繰り広げるのですから、ものすごいスタミナです。


第一試合は世界9位のティプサレビッチ選手と、スイスのチィウディネリ選手。女子の試合を間近では見たことがあったのですが、男子の世界クラスをコートサイドで見るのは生まれて初めてでした。

試合前の練習が始まると、まずそのスピードに驚きます。え?テニスってこんなスピード感なの?というくらい、とにかく球が速い速い。後ろの方の席に移動すると分かるのですが、俯瞰で見るのと選手の目線で見るのとでは音の大きさも全然違って別次元でした。サーブともなると200km越え連発の世界。まさに異次元の戦いがスタートしました。


次の試合は前年度ウインブルドンファイナリスト、トマーシュ・ベルディハ選手対コロンビアのアレハンドロ・ファジャ選手。惜しくも一昨年はナダル選手に敗れてしまいましたがウインブルドン制覇まであと一歩まで迫った選手です。190cm後半という恵まれた体格から振り落とされるサーブは220kmを越える弾丸サーブ。正直コートサイドでは見えないサーブと化しておりました。

試合がベルディハ選手のワンサイドゲームになりそうでしたので、ここで一旦コートの外へ。メインスタジアム以外でもダブルスの試合やイベントなどが行われています。この日は男子ダブルスにオリンピックチャンピオンのアンディー・マレー選手が一つ上の兄ジェイミーと組んだダブルスが行われていました。ダブルスはノーアドバンテージ、ファイナルセットはスーパータイブレークといった時短のルール。3セット目は最短10ポイントで勝負が決まってしまう怖いルールです。見事、タイブレークを制し、マレー兄弟はこの日勝利。

さすがオリンピックのチャンピオンだけあってセンターコートよりも人を集めておりました。会場の周辺にはケバブ屋さんやスタバ、ホットドッグ屋さんなど出店も多く建ち、イベント会場となる正面玄関前にはサーブのスピードガンコンテストやスポンサースペースなどお楽しみがいっぱい。錦織選手の等身大パネルと写真を撮ったり、ボレーのミニゲームで商品をもらえるものなど盛りだくさんでした!

テニス観戦に少し疲れたら会場を後にして芝生の広がるイベントスペースでのんびりするのもおすすめです。

第3試合はキプロスの英雄マルコス・バグダティス対世界10位のファン・モナコ選手という好カード。 バグダティス選手は4大大会でファイナリストにもなった事のある実力派。対するモナコ選手はすべてのショットがハードヒットという見た目にも華のある選手。今大会のダブルスでは錦織選手とダブルスを組んでいるので日本のファンにもおなじみの顔です。

ゲームは一進一退のマラソンゲームになりましたが、緩急を付けた攻撃で相手を翻弄するバグダティス選手が一歩有利に。とにかく見応えがあるこの日一番の試合でした。

そしてなんといってもこの人、錦織圭。第4試合は一番の盛り上がりを見せた試合でした。ここまでのお客さんの入りは半分程度。テニスファンなら盛り上がる試合が多かったですが、人気のある選手はここまでそれほど出てこなかったため閑散としておりましたが、 錦織選手が出てくるとスタジアムは超満員。この試合の為だけに来る人がこれほど多いとは!驚きです。

実際、このあと彼は優勝してしまうのですが、ここ4年ジャパンオープンでは結果が出ていなかった彼のプレートは違い、圧勝劇を見せてくれました。男子テニスの試合ではサービスゲームが重要になってきます。なので、サービスゲームはほぼ自分のスコアにしますので6-0という数字はあまりお目にかかれないのですが、今大会では錦織選手は0のゲームをいくつか記録しています。彼のリターンゲームの技術向上がよく出た大会だと思いました。

次の第5試合 はオリンピック日本代表の伊藤竜馬の試合でしたが、何と試合中にライトが消えました。国際試合ではあり得ない事なのですが、さらにあり得ない事に有明コロシアムの屋根が半分だけ閉まらない!その上、天気予報では雨が降る予定はなかったのですが、屋根が閉まらない所に残念な事に雨まで降ってきました。まさに泣きっ面に蜂です。

半分だけ土砂降りとなり、コートは水たまり。時刻は9時近く。観客も次々に帰る中、松岡修造氏がファンに向かってさまざまな声がけをして楽しませてくれました。

途中、これからダブルスの試合を控える錦織選手がサプライズで登場。残っていてくれるファンに直筆サイン入りカードを配る場面もありました。修造氏をはじめ日本テニス界は今総出でテニスファンの拡大に励んでいます。


最後はスタッフ総出でタオルで雨を吸い取り、一刻も早く試合に戻れるよう頑張っておりました。海外ではすぐ中止となる場面ですが、修造氏がお客さんをとどまらせ、スタッフが全力でコート整備を、そして選手もそれに答える。皆でテニスを盛り上げようという気持ちに会場も暖かい空気に包まれました。10時過ぎに試合も再開、こんな事あり得ません!

私はその後、終電が無くなる時間となりましたので会場を後にしましたが、それでも試合は再開し続いたそうです。本当にすごいことですし、いい場面に出会えたなと感動すら覚えました。

今はランキング的にいってもベスト100圏内に3人もの選手が入る時代となりました。これからの日本のテニス界はとて明るいのではないかと思いました。この大会だけでなく、世界の大会でも日本人は活躍しています。そう言った活躍に少しでも一テニスファンとして目を向けてくれる人が増えればと思います。ガンバレ錦織、添田、伊藤!