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2021年全豪オープン開幕!

2021年2月12日 金曜日

初の2月開催で幕明けた今年のグランドスラム!1月からの予選はなんとドーハ!別の国で行われた予選会を勝ち抜き、シードも含め全ての選手が揃いました。日本勢では早速、錦織選手は敗退してしまいましたが、内容自体は以前のプレーにだいぶ近づいて来たのではないかと思います。

今回はノーシードということで、いきなり15シードのパブロ・カレーニョ・ブスタ選手と当たってしまいましたが、5-7,6-7,2-6とストレート負けながらもセット取得まであと一歩というところまでこぎつけていました。本当にあと一歩というところなのですが、大会前に14日間の隔離期間などオンコートでボールを打てなかった時期などがあることからも大健闘ではないかと思います。

結婚後初のGS勝利とはなりませんでしたが、プレーの質が上がって来ているので、これから暖かくなるシーズンに期待を持たせてくれますね!

ATPカップで共に戦った西岡選手も1セット選手からの7-6,-1-6,1-6,1-6の逆転負け。プレー態度も少し良くなかった感じも見られましたが、フィジカルメンタル共に準備ができていなかったのかもしれません。

対して女子の大坂なおみ選手は流石の一言。

今回は第3シードでのスタートですが、前節の試合では肩に違和感ということでベスト8でのリタイアだったので、フィジカルコンディションが心配されました。

しかし蓋を開けてみると初戦のパブリチェンコワ戦ではサービスエースを連発。肩の不調をまるで感じさせない圧巻のテニスで6-1,6-2で相手に3ゲームしか渡さないストレート勝ち。次戦のガルシア戦も女王の風格を見せ、こちらも圧勝の6-2,6-3ストレート。

本日(12日)行われるジャバー戦も私の予想ですと苦戦せず圧勝で終わるのではないかと思います。チャンピオンにもなったことのある全豪ですが、サーフェスの速さとサービスの速さのマッチングなど相性が良い大会でもあります。

加えて、今回から線審が自動になりビックサーバーにも有利になります。大阪選手の快進撃に今回も期待しております!

ずっとハマっているもの20

2021年1月23日 土曜日

今回ご紹介する愛すべきサウスパークキャラクターは、「プロフェッサー・カオス(Professor Chaos)」です。

プロフェッサー・カオスは、登場人物の1人であるバターズ・ストッチ(Butters Stotch)が、ある事件をきっかけに生み出した悪役キャラクターです(第6シーズン第6話)。

普段のバターズはこんな感じ。

いじられキャラです。

実は、彼はサウスパークのキャラクターの中ではかなりまともな性格で、やさしくて思いやりがあり、すぐに暴走する他のキャラクターの行動を注意したりする常識人です。

そんなこともあり、ファンの間では人気が高いキャラなのです(私の友人もバターズが一番好きです。私はケニー推し。)

もちろん、だからこそ、そんな素直でかわいらしいバターズだからこそ、サウスパークという物語の中ではかなり損な役割を演じることが多く、ちょっとかわいそうです。


そんなバターズ扮するプロフェッサー・カオスが大活躍するエピソードが、”Good Times With Weapons”(第8シーズン第1話)。

このエピソード自体、全サウスパーク回の中でベスト3に入ってくる優秀作なのですが、その中で重要な役割を担っているのがプロフェッサー・カオスなのです。

あらすじは、ノミの市で子供たちがヌンチャクや手裏剣などの武器を手に入れて忍者ごっこをする、というものです。

テーマは、「子供たちが想像力を働かせてごっこ遊びを楽しんでいるのに、ちょっと危険そうだからという理由だけで、大人たちがそれをどんどん禁止してしまうのはいかがなものか。」という割とまともなものです。

ですが・・・。

そう、確かにそれなりに深いテーマを扱ってはいるのですが・・・。

サウスパークの描き方は、もちろんまともなものである訳がありません。

絶対にそんな訳ないのです。

ヒドイです。

悲惨です。

グロいです。

ばかばかしいです。

そして、最高に面白いです。

ぜひ実際に見て衝撃を受けて楽しんで欲しいので、あまり詳しくは内容に触れません。

キーワードをいくつかご紹介するにとどめておきます。

「手裏剣」「犬」「透明」

このブログを書くために、久しぶりにこのエピソードを見ましたが、やっぱり最高でした。

2021年シーズンスタート!

2021年1月17日 日曜日

毎月テニス関連の情報などをブログでご紹介しておりますが、今年も新たなシーズンがスタートしました。今年もすでにコロナ禍にありながらもツアーがスタートして、早くの勝利をあげている選手もおります。

男子テニスの開幕戦アンタルヤ・オープン(トルコ/アンタルヤ、ハード、ATP250)は13日に決勝を迎え、A・デ ミノー(オーストラリア)が2-0の時点で第8シードのA・ブブリク(カザフスタン)の途中棄権により今季初、キャリア4勝目をあげています。

たった7分の決勝戦となり、ちょっと相手選手のブブリク選手の怪我が気になりますがデミノー選手はこれでランキングも20位前半まで上げてくるのではないかと思います。

現在、試合が中止になったり、プロテクトランキングなどで10〜20位台が混戦となっていますので、こういった大会で勝ち星を上げていくと一気にトップ10が見えてくるのではないかと思います。

また例年ですと1月から始まる全豪オープンですが、今年は予選をドバイで行い、本戦も2月からの開催となります。

日本選手では日比万葉選手が予選を勝ち抜いて、初の本戦入りを果たしました。

またイギリスの選手で手足に障害のある(指欠損症形成障害症候群:両手足の指の数が少ない)フランチェスカ・ジョーンズ選手も予選を突破し、本選出場者リストに名を連ねました。「私がもつ障害が、私を定義させないようにしたい」と語っていて、2月からの本戦をどのように戦っていくのかなど、観戦できるのが楽しみです。

復帰が遅れている、新婚の錦織選手ですがテニスの全豪オープンに出場する選手らを乗せたチャーター機内で妖精者が出たとのことで足止めされており、今年も厳しいスタートとなりましたが、ATPカップや全豪での活躍を期待しています。

今年も目が離せないシーズンになりそうです!

ずっとハマっているもの19

2020年12月19日 土曜日

今回ご紹介する愛すべきサウスパークキャラクターは、「パンツの精(underpants gnomes)」です。

彼らは、パンツの妖精(ノーム)で、街中の下着を集めています(正確には、こっそり忍び込んで盗んでいます)。

なぜそんなことをするのかというと、彼らは会社を経営していて、最終的に利益を生み出すための最初のステップとして下着を集めまくっているのです。

さあ、ここまでの説明で、「なるほど、そうだったのか。納得した。」とか「さぞかし大金を稼いでいるんだろうな。」とか、または「なんだ、そんなおいしい儲け話があったとは!さっそく私も始めなきゃ!」などと思った方はぜひこの回のエピソード(第2シーズン第17話)を繰り返しご覧になって研究していただければと思います。

もしかしたら、みなさんの中にものすごく疑い深い方がいらっしゃって、「そんなおいしい話にはどうせ裏があるんでしょ?」とか「今から下着を集め始めてももう遅いのでは?現時点で自分が所有している下着からでも始められますか?」とか、「代理店は募集している?FC加盟は可能?」などとどうしても勇気が出ずあと一歩踏み出すのを躊躇しているという方には、下着集めが最終的に利益に変わるまでの戦略・プロセスを特別にご紹介しておきます。

PHASE1: Collect underpants

PHASE2: ?

PHASE3: Profit

第1段階: 下着を集める

第2段階: ?

第3段階: 利益

・・・

いかがですか?

もちろん、いくら下着を集めても、それをどうやって利益に変えるかさっぱり理解できませんよね。

作中でも、主人公たちがパンツの精たちに「肝心の『第2段階』はどうなってる?」と尋ねるのですが、彼らは「何だっけ?誰か覚えてる?誰も?・・・まあとにかく最後に利益が出るから、今はみんなでできるだけたくさんの下着を集めているんだよ。」と答えるのみです。

実は、この戦略(Underpants Gnomes Plot)は「企業戦略や政策方針の愚かな例」として、のちに実社会で様々な場面で引用されるほど有名になっています。

例えば、2016年には、スペースX社・テスラ社のCEOであるイーロン・マスク氏が火星への有人飛行のプレゼンテーションの中で「我々は、まず下着を盗む必要がある」とジョークを飛ばしました。

2017年には、ウォールストリートジャーナル紙がトランプ大統領の政策を批判する際、「減税や福祉政策への予算カットなどをやれば経済成長を達成できると言っているが、それらの政策の実施と経済成長という結果の間の因果関係を示すデータが全く示されていない。まるで、『とにかく下着を集めろ!そして利益をだせ!』と叫んでいるようなものだ」と書いています。

30年近く続いているアニメであるサウスパーク。

ミッキー・マウスやマイケル・ジャクソンが登場したり(かなり際どい表現で笑)、トム・クルーズとサイエントロジーの関係をパロって本当に訴えられたり、ムハンマドを描いてイスラム教世界から殺害予告が来たりと、お騒がせな部分が強調されがちなアニメですが、エミー賞(映画界におけるアカデミー賞に相当)を5回も受賞したり、作中の表現が現実世界で使用されたり、学術的な研究の対象になったりと、決してふざけた部分だけではなく、深く考えさせられる部分も多いです。

ちなみに、今回のエピソードでも、テーマは「グローバル企業とローカル企業の対立(スターバックスと地元の喫茶店)」について描いており、実は深いのです。

「パンツの精」はというと・・・

地元の喫茶店の息子トゥイークのパンツをこっそり盗みにきたところを、彼に見つかってしまいます。

でも、トゥイークが「パンツを妖精に盗まれた!!」といくら訴えても、周りの友達は誰も信じてくれません。

喫茶店を経営している父親も、「まあ、いいからコーヒーを飲んで落ち着きなさい。」と言うだけで取り合ってくれません。

というのも、トゥイークは、何かあるたびに父親から「まあコーヒーを飲んで落ち着きなさい。」とコーヒーばかり飲まされるので、カフェイン中毒になっており、いつも幻覚が見えたり、変なことを口走ったりしているからです。

口癖は、「コーヒーが飲みたい! ( I need coffee! )」、「こんなプレッシャー耐えられない!( Too much pressure! )」です。

そんな中、サウスパークに大型コーヒーチェーン「Harbucks」が進出してくることになり、地元の喫茶店のオーナー、つまりトゥイークの父親がそれをなんとか阻止しようと画策するところから物語が始まります。

続きはぜひ動画でご覧ください(第2シーズン第17話)。

深くて、くだらなくて、最高です笑。