Archive for 2010年9月|Monthly archive page

『あぐかる』

2010年9月27日 月曜日

今、農業への関心が高まっています。

田舎でのライフスタイルに魅力を感じる人、農業を有望なビジネスと捉える人、食の安全性の観点から家庭菜園で無農薬野菜・果物を育てている人など、いろんなレベルで農業に関わる人が増えています。

最近では、ノギャル(10代で渋谷にマーケティング会社を設立し「ギャル社長」として名を馳せた藤田志穂が手がける、「農業ギャルプロジェクト」の愛称。これまで東京・渋谷を中心に遊んでいたギャルたちが2009年春から秋田県大潟村でコメ作りを行なっているのである〈yahoo辞書より〉)が話題になりました。

農作業で味わえる喜びや達成感が精神安定やリハビリテーションに効果的であるということで、菜園などでの農作業を積極的に取り入れる施設も増えているそうです。

 

今回は、農業をとりまくこのような状況の中で、現在とても注目を集めているプロジェクトを紹介します。

 『あぐかる』です。

 

まずはこちらを見てください。

 

 

いかがでしょう?

このアニメ、これだけのクオリティをもちながら、実はテレビアニメではありません。

 

では、いったい誰が何のために製作したのでしょうか?

 

 『美少女キャラクターが不思議なパワーで変身し、襲い来る巨大ロボットを撃退する-。アニメ作品「あぐかる」は一見するとテレビの人気アニメのようだが、実は、茨城県の農産物をPRするために作られた自主制作アニメだ。18日、動画サイト「YouTube」と「ニコニコ動画」で無料配信が始まったばかりだ。

 「アグリカルチャー(農業)」を略したタイトルにふさわしく、イネなどの農産物の精霊と話すことができる農家の少女「原木(ばらき)さなえ」がヒロイン。タヌキやモグラをモチーフにした悪役軍団が田畑が狙うとき、さなえは精霊と合体して「農業天使(あぐかるエンジェル)バラキちゃん」に姿を変え、農産物の恵みを借りて茨城の大地を守るという物語だ。合間に、知っているようで知らない生産の様子も織り交ぜながら農産物をアピールするのも忘れない。

 「あぐかる」を企画、制作したのは茨城県つくば市に拠点を置くアニメ制作ユニット「スタジオぷYUKAI」。代表の芦名みのるさん(33)、たけはらみのるさん(32)、小笠原心平さん(20)の3人組ユニットは、漫画シリーズが計100万部以上を売り上げるヒット作「ぼく、オタリーマン。」(中経出版)のアニメ版など、商業アニメ制作で実績がある本格派だ。

 彼らが無償で「あぐかる」を手がけるのには理由がある。

 「茨城といえば県外では納豆のイメージしかない。ほかにもおいしいものがたくさんあるのに、ほとんど知られていない」。兵庫県出身の芦名代表をはじめ3人とも県外出身。つくば市で起業してからの約3年間、そのことがずっと気になっていた。一例として、都道府県別のメロン生産量は茨城県が首位ながら、「メロンといえば、まず夕張が思い浮かぶ」(芦名代表)現状がある。どうにかして茨城県産の認知度を高められないか-。

 3人の結論はやはり、「ぼくらがやるならアニメしかないよね」。構想から約1年。本業の合間をぬって制作を続け、美少女キャラクターが農業をPRする現在の「あぐかる」を完成させた。大変な労力がかかるが、3人は「ビジネスとしては考えていない。ほとんど趣味」と笑う。

 将来的にはキャラクターを農産物のパッケージや観光PRに利用してもらい、収益につなげる期待もあるものの、自分達のアニメが広まればうれしいという。

 「アニメがいつか広まって、今は『国産』と同じくらいの意味の『茨城産』という言葉が、『宮崎産』のようなブランドになれば最高」と、“地元愛”をのぞかせた。

 「あぐかる」の詳細はホームページ(http://puyukai.com/agukaru/)で紹介している。

【変身少女のヒロインさなえがPR 農業応援アニメ「あぐかる」、動画配信スタート】

(産経ニュース 2010/9/20)より』

 

 

公式ホームページを見ると、「サポーター募集」とあります。

農業を応援したい方、日本の農業のあり方に疑問をお持ちの方、アニメに感動した方、その他ご興味がある方は、ぜひサポーターとしてこの企画に参画してみてはいかがでしょうか?

 

第2話も本当に楽しみです。

 

・「あぐかる」プロモーションムービー

 ・あぐかる公式サイト → http://puyukai.com/agukaru/

・あぐかるブログ → http://blog.livedoor.jp/agukaru/

月夜を見上げて

2010年9月18日 土曜日


先日までの猛暑が嘘のように、涼しい風が吹くようになりました。

9月に入りだんだんと景色も秋めいて、夜も過ごしやすくなってきましたね。8月は熱中夜続きでクーラーを付けて過ごしていたので、空を眺めることもありませんでしたが、これだけ涼しくなると夜空を眺める機会も増えてきたと思います。

今年は『中秋の名月』(十五夜)にあたる9/22がお月見の日。後の月と呼ばれる十三夜は10/20日になります。

各地でお月見のお作法は違うようですが、一般的なのがすすきをお供えしてお団子を頂く事ですよね。元々は旧暦の8/15日前後には里芋などのお芋が収穫される時期だったようで、そのお芋を食べる習慣があったようです。

地方ではおはぎを食べるところや、柏餅などを頂くところなどその土地土地での習慣は違いますが、全国的にさながら日本版ハロウィンのように「おつきみどろぼう」という習慣があるようで、お供えしたお持ちなどを子供達が盗み食いするという習慣があるようです。調べてみてはじめて知ったのですが、私の周りではそういった行事がなかったので、欧米と似たようなお祭りがあった事に驚きました。収穫のお祝いという点では古今東西変わりがないものなのですね(笑)

ところで月という言葉はどこからきかたかご存知でしょうか?
いくつか説があるようですが、以下のような説が有力なようです。

  • 「次」(つぎ)から来ているという説。太陽の「次」、つまり太陽(最も明るい天体)を一番め、月をその次の二番めとしたことから、「つき」と呼ばれたという説です。
  • 同じく「次」だが、日神(太陽の神)の次に月神(月の神)が生まれたので、「つき」と呼ばれているという説。『日本書紀』の中では、まず日神(イザナギノミコト)が生まれ、その次に月神(イザナミノミコト)が生まれています。
  • 「尽きる」から来たという説。月には満ち欠けがあります。満月から次第に月の明るさは小さくなり、新月になれば月はまったく見えません。明るさが「尽きる」ことから、「つき」と呼ばれるようになったという説です

どの説も興味深いですね。英語では月にまつわる言葉としてlunaという言葉が使われますが、狂気や錯乱のような意味合いを含むようです。表が太陽や地球だとすると、夜にしか明るく現れない月は裏側という側面をもっていて、人間の感情の裏側(狂気)を司る象徴として見られたのかも知れませんね。

感情を左右する惑星『月』。
だからこそ、人は月に願いごとをするのかもしれませんね。

地球から最も近い天体『月』ですが、冷戦時代は65回もの月面着陸が行われましたが、1972年のアポロ17号以来、38年も人類は到達出来ていません。私も子供のころは大人になれば、街にはリニアモーターカーが走り、月には月面基地ができて月旅行ができるものだと漠然と思っておりましたがどちらもまだ完成すらしていません。いつの間にか月旅行なんて夢の話になり、宇宙への関心も薄れてきました。

宇宙開発はロケット開発の歴史であり、冷戦を象徴するテクノロジーの戦争でもありました。宇宙に関心の失われたこの30年は冷戦崩壊とともに訪れたモラトリアムで、平和な時代が流れている証拠なのかもしれませんね。

近年、月が地球の組成と似ている事や、主だった鉱物資源などないことなどから、宇宙計画は火星にシフトしておりましたが、21世紀を迎えたここに来て宇宙開発は激化の様相を見せてきました。中国は2012年までに探査船を、インドは2014年までに有人飛行を、ロシアもルナグローブ計画を再開するなど21世紀に入ったいまも月に向けられる視線は熱いです。

時を同じくして日本でも先日『はやぶさ』がイオンエンジンで小惑星『イトカワ』からの小惑星サンプルリターン計画に成功するなど宇宙計画が話題になっております。

月夜を眺めながら、宇宙に馳せる人類のロマンと、宇宙空間で繰り広げられる各国のテクノロジー戦に思いを馳せるのもまた一興ではないでしょうか。

梨もぎに行って来ました

2010年9月10日 金曜日

今回の特集は「収穫を楽しむ」ということで、梨もぎに行って来ました。

お世話になったのは、松戸にある「高愛梨園」さん。
道路沿いでは収穫された梨も販売されていました。

梨もぎに来た事を伝えて、園内に案内してもらいました。

梨もぎ用に低くなっている木(高さ160cmくらい)には大きな梨が鈴なりでした。

豊水という品種で、ソフトボールくらいの大きさの実でした。
空いている時間帯だったこともあり、案内の方がもぎ頃の実を探して下さいました。
これで2Kgです。(¥1,260)

店舗の横にはいくつかテーブルが用意されていて、そこで梨を剥いて食べる事ができます。
特別に「幸水」を1ついただきました。
そこで園の方に松戸の梨のお話を伺ったり、最近の気候の話をさせていただきました。

持ち帰った実は瑞瑞しく適度に甘く、夏の水分補給には最適でした。

伊豆大島に行ってきました

2010年9月3日 金曜日

8月の終わりに伊豆大島に行ってきました。

大島までは竹芝桟橋からジェット船で1時間45分。

ジェット船はジェットエンジンで海水を吹き出し、海水から浮き上がる力を得て飛ぶそうです。海上を”飛ぶ”ってすごいですよね。

 


船から見る大島。空と海がとてもきれいです。

 

大島ではまず海に行きました。


海水が澄んでいてとてもきれいでした。魚も見えました。

大島は海底からそびえる活火山の陸上部分だそうで、砂浜が黒いです。

港から1番近い海水浴場に行ったのですが、すいていて、のんびりできました。

それから、三原山に登りました。


三原山の入口。

黒く見えるのが溶岩が流れた跡だそうです。

山はごつごつした溶岩がいっぱいです。

結構、急な傾斜です。久しぶりの山登りな上、とても良い天気で暑かったので大変でした。

登り始めて1時間程で頂上に。

頂上から見渡した景色。

 

頂上にある火口に行きました。

吸い込まれそうな感じで迫力があります。

 

また、「椿・花ガーデン・リス村」にも行きました。

リスやうさぎに直接エサをあげることができます。

タイワンリスです。(シマリスもいました。)

手袋をしてひまわりの種をあげます。

エサを持っているとたくさんリスが近づいてきます。

手に乗りました。飛び乗ってきます。

両手で上手にひまわりの種を持って、割って食べる姿がかわいかったです。

 


そして、うさぎにもエサ(クッキー)をあげました。

エサをもらえるのを待っているところです。

このうさぎ以外にも様々な種類のうさぎがいました。

 

有名な 「地層大切断面」

伊豆大島の火山噴火史を物語る地層です。100~150年に1回におきる大噴火によってできたそうで、美しい縞模様になっています、高さ30m・長さ600mにわたって続いています。

 

その他にも、大島では温泉や美味しい料理を堪能しました。
美しい自然に囲まれ、癒される旅でした。