
男子テニスも5月に入りクレーシーズンもいよいよ本番に近づいてまいりました。目指すは今月末に行われる全仏オープン。テニスの年間スケジュールは4大大会を中心に回っていて、それの前哨戦となるツアー大会(マスターズやATP500、250大会など)や下部のチャレンジャー(ATP125など)が開催されています。さらに下にはITF男子ワールドテニスツアーなどATPポイントが優勝すると20ポイントほどもらえる大会が続きます。
ちなみにグランドスラム大会は出場するだけで10ポイント獲得できるので、以下にグランドスラムに出場することがすごいかがわかりますね。
現在5月はクレーシーズンで、月末から始まる全仏オープンに出場する選手の調整として各大会が開催されています。18日からはハンブルク・ヨーロピアン・オープン(ATP500)、ジュネーブ・オープン(ATP250)が行われます。ポイント的にストレートインできるかどうかギリギリの選手は少しでもポイントを上積みしたいでしょうし、ランキング上位の選手は試合数をこなして全仏にフィジカルをフィットさせるために頑張ります。

さて、6/8日まで行われる全仏が終わると今度は芝の季節になります。ウィンブルドンを始め、天然芝のコート自体が少ないので、普段から練習できない環境にフィットさせるために、ここのスケジュールはかなり重要です。数少ない芝の大会は豪華な顔ぶれがポイントの少ない大会でも見られます。
6/9からはボス・オープン(ATP250)、リベマ・オープン(ATP250)、翌週15日からはクイーンズクラブ選手権(シンチ・オープン ATP500)、ハレ・オープン(テラ・ウォルトマン・オープン ATP500)、6/22からはマヨルカ選手権(ATP250)、イーストボーン国際(ロスシー国際 ATP250)と続き、最後に本番のウインブルドンと続きていきます。

芝のシーズンが終わると、最後のグランドスラム全米に向けてハードコートシーズンがスタートします。北半球では夏なので、日光の照り返しも強く、体力面的にもシーズン終盤に来てかなりタフなサーフェスになります。
7/14の週はミフェル・オープン(ATP250)、22の週はシティ・オープン(ATP500)、28日からはナショナルバンク・オープン(旧ロジャーズ・カップ マスターズ1000)、8月に入り、ウエスタン・アンド・サザン・オープン(シンシナティ・オープン マスターズ1000)、ウィンストン・セーラム・オープン(ATP250)と続き、最後に本丸8/24〜9/7の期間に全米オープンが行われます。

ここからは年末のツアーファイナルズに向けて室内大会が増えていきます。テニス選手はほとんど1年間休みなしで世界中を飛び回っていますね。少し過密スケジュールすぎると思うので、試合時間の短縮など今後選手ファーストな改革が行われることを期待しています。